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仮想通貨保有に新資本要件 世界の規制当局、銀行に課す可能性

SankeiBiz(サンケイビズ)
世界の規制当局はビットコインなど仮想通貨保有で新たな資本要件を銀行に課す可能性があるとの見方を示している。規制当局は、銀行が損失や市場の短期的な変動性などのリス…
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価格変動がある有価証券や通貨のトレーディングには市場リスクがある。信用リスクと異なり、市場リスクは通常は損益ゼロを中心とする正規分布を前提に信頼区間を適切に設定して必要資本量を算定する手続きとなる(Value at Risk=VaR)。市場リスク、信用リスク、その他リスクを合わせて銀行として必要な最低資本が算定される(Unexpected Loss=UL)。なお、信用リスクについては損益ゼロを中心とする正規分布ではないので、予想貸し倒れ損失(Expected Loss=EL)が算定され、引き当てられる。以上がごく基本的な銀行経営上の総合リスク管理である(もちろん以上は理論値であり、規制当局によって、流動性リスク等々を勘案してそれ以上の資本を要求されるのが通常であることは言を俟たない)。

仮想通貨も価格が安定していて価値保存機能が有効に機能しておれば別だろうが、現在までの価格変動に鑑みれば、市場リスクを算定し必要資本に加えることは妥当と言わざるを得ないところだ。
自己資本比率に与える経路は、仮想通貨をどの勘定で保有するかにより変わります。
銀行勘定で保有すれば、そのリスク測定は信用リスクと為替リスクから、特定取引勘定(トレーディング勘定)で保有すれば、信用リスクと価格変動リスクからそれぞれリスク計測されます。

価格変動リスクに関しては、99%の信頼区間での最大変動幅(VaR)に加えて、近年ではリーマンショックの反省を踏まえ、通常の正規分布から外れた確率で発生するストレスVaRが賦課されます。

で、何が言いたいかというと、ここまでの仮想通貨のボラティリティの高さや不安定な流動性を考えると、相当高いリスクウエイトが課せられる可能性が高いということです。
昨日米仮想通貨取引所大手コインベースの証券ディーラー買収承認の記事がありましたが、今後仮想通貨取引に関しては金融商品としての側面が強くなっていくだろうと見ています。それに従って規制含めたルール作りが行われていくだろうと思うので、今後はプレイヤーの勢力図も大きく変化していくのではないかと思っています。

米コインベースの証券ディーラー買収承認、証券とみなされるトークンの取り扱い可能に=ブルームバーグ
https://jp.cointelegraph.com/news/coinbase-gets-regulator-approval-to-list-digital-coins-considered-to-be-securities
金融機関がどれだけもつかは分からないが、ボラがある商品であれば、資本規制も求められるだろう。資本規制が求められるようになると、先に資本がある企業が有利になり、新規参入に対しての障壁にもなっていく。

資本規制の必要性は、コインチェックの事件当初などからコメントしていた点。
https://newspicks.com/news/2780846
企業の資金調達コストが押し上げられる可能性があります。