この連載について
この連載の記事一覧

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【高橋祥子】悩むよりも葛藤から学べ
NewsPicks編集部 225Picks

【高橋祥子】賛否両論、大学祭でアルコール遺伝子解析
NewsPicks編集部 170Picks

【高橋祥子】日本人向けのゲノム解析サービスはこうして生まれた
NewsPicks編集部 204Picks

【高橋祥子】どうしたら世界を前進させられるのか
NewsPicks編集部 224Picks

【高橋祥子】想像の範囲内でしか生きられない人生に恐怖
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【高橋祥子】学歴って意味があるのかな?
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【高橋祥子】トランペットに没頭、練習しすぎて口から出血
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【高橋祥子】他人のことは気にせずに、自分の世界を深く持て
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【新】ゲノム解析で世界を変える、経営者兼研究者・高橋祥子
NewsPicks編集部 372Picks
モテるかどうか。これは制作者(ただし男子に限る。笑)にとって、変わらぬテーマのようですね。
今回の小山さんのインタビューで「死ぬのがもったいない」という表現が出てきましたが、なんだか合点がいきました。
『料理の鉄人』が大流行していた当時、レストランKIHACHIの経営に多少関わっていたので、熊谷喜八さんがプロデュースに関わっていた裏話などを興味深く聞いていた。ある対戦で、喜八さんの一番弟子が出演したときは、手に汗を握った。「あ、定番のケイジャンスパイスをここで使うのか!」と驚いたことを、昨日のことのように思い出す。料理は人を心から喜ばす真剣勝負のアートであることを実感させてくれた番組。
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それは冗談として、視聴率が高いに越したことはないけれど、多くの人に支持されることよりも、ひとりでもいいから誰かの心に刺さるものをつくりたいなと思うんです。
テレビ番組は、深夜帯のように自分と共通の世界観がある人たちにわかってもらえればいいと思ってつくるときと、ゴールデンタイムに多く見られるように、大勢の人たちの興味を引かないといけないと思ってつくるときがあります。
例えばワインの番組をつくるとしましょう。ワイン好きだけにわかってもらえばいいやという姿勢では視聴率は上がりません。
逆に普段ビールを飲んでいるような人にもわからせなくてはと思うと、視聴率は稼げても、内容は薄まってしまいます。
そのあたりのバランス感覚を大切にして、いまも番組をつくっています。
いずれも1990年あたり私が高校生のときに流行っていた番組です。
カノッサの屈辱を見て父や兄と話が弾み世界史が好きになり、
ファッション通信をみて東京に行きたいと思い、
DADA LMDをみて歳を偽り親不孝通りのクラブにいき、
紛れもなく東京の大学に行くための受験勉強のカンフル剤となりました。
もちろん「カノッサの屈辱」や「料理の鉄人」も面白かったです。あとは「カルトQ」とか「地理B」とかも大好きでした。小中学生にありがちな、「自分だけが発見した(と勘違いしているだけ)」と思えるような内容の番組でした。
日常で繰り広げられる現代社会を歴史になぞらえるという手法は大変面白くて、一度「プロレス史を歴史になぞらえて解説する」というプロレス版カノッサの屈辱を作ろうと、書籍の企画をしたことを思い出しました! 編集者の方が大変面白がってくださっていて、まだボツにはなっていません。いつか書きたいな。
これ音楽も大事です。
世代が近いのでお話親近感あります。