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「新しい物の見方を示して見せる」ということは、古今東西、アートの役割でした。何も20世紀のアメリカに限ったことで貼りません。たとえば、日本で6世紀に蘇我氏や物部氏の時代、渡来した「仏像」というもので神の姿を表現する、というのも、「新しい物の見方」でした。その後も仏師たちは大仏であったり、写実的な人物像であったり、様々な物の見方を示そうと試み、時に激しい批判を呼んだり、社会に衝撃を与えたりしました。
 「新しい物の見方」が登場することは、社会に大きな衝撃をもたらします。それはアートに限らず、ビートルズがそうであったように、詩や音楽でも可能なことです。あるいは、地動説や相対性理論、いくつかの心理学の学説がそうであったように、多くの哲学や自然科学、社会科学でも可能なことです。
 20世紀には、そういった「新しい物の見方」が社会に衝撃をもたらす仕組みがよく理解されるようになり、どうやったら社会に衝撃をもたらす「新しい物の見方」ができるのかひたすら追求されてきたところがあります。現代アートがどこから始まったのか、は、いろいろいえることですが、カンディンスキーが抽象画を始める前にはアフリカ美術の影響を受けたピカソがキュビスムで様々な物を四角形でとらえようとしました。ピカソの前にはセザンヌや印象派の画家たちが、自然を写実ではなく一瞬の印象をとらえて絵画に表現しようとしました。その前の自然主義やロマン派の画家たちもまた、前の世代とは異なる「新しい物の見方」を示して、社会に衝撃を与えてきました。ですから、古来からアートが繰り返してきた「新しい物の見方を示して見せる」ということが、繰り返されているだけともいえます。20世紀は、グローバル化や機械化、自然科学の発展などで、「新しい物の見方」を示す余地が広がり、加速したということはいえます。
複雑怪奇な現代アートの歴史を、一つの流れで語ろうとするムチャな取り組みです。一番のコアメッセージは「新しい芸術表現は、常に既存の芸術へのカウンターパートとして登場すること」。この作品は何を乗り越えようとしているのか、を念頭に置くと、作品が深く理解できると思います。
現代アートとは「現代社会の情勢や問題を反映し、美術史や社会への批評性を感じさせる作品」として定義されていますが、なぜ現代アートが(現代アートのみが)社会への批評性を持ちうるのか。

考えてみるに、クライアントの一般化(脱パトロン)、表現手法の多様化(脱キャンバス)、情報のオープン化(脱アカデミズム)、あたりが大きいのではないかと思います。

高階さんの『近代絵画史』では近代絵画の歴史をゴヤを嚆矢としてとらえていますが、近代美術も(ピカソなどに代表されるように)既存の価値観(多くは権威主義的な時代のメインストリーム)を逆転させ創造的破壊を行うものであったと思います(印象派によるアンデパンダン展などが良い例)。

もちろん、情報の流通が圧倒的に早い現代だからこそ、とらえるべき&置き換えるべき文脈=コンテキストが大量にあって、メタ的に時代認識を逆転させるものが創造性を獲得していく。

歴史は常にテーゼ→アンチテーゼ→ジンテーゼのスパイラルを描いていくものだとおもっていますが、特定のパトロンや特定の表現手法にしばられずに「アート」できることが大事。そして今やインターネットやSNSも普及し、これからさらなるテクノロジーで社会が変わって行く中で、現代アートはさらにどう進化していくのか。

写真という革命的技術が普及したときにベンヤミンの『複製技術時代の芸術』で近代芸術の「オーラ」が語られたように、情報や印象や評判が瞬く間に作られグローバルに共有されていく中で、アートの本質はどう変化して行くのか、あるいは変化していかないのか。バンクシーなどもまだ出てきていないですし、特集内での今後の企画の内容に期待しています
ニュースピックスの今さらシリーズのファンです。
モリカケ問題、ブロックチェーン、ディープラーニング。
新聞やテレビで頻繁に目に耳にするけど塊としての理解がない。それを地下鉄一駅で理解できるなんて!
バズワードや時事ネタ、子難しいやつほどこのシリーズでとりあげて欲しい。
中国でトップの照明デザイナーと話をして来たが、ショウに使う予算が桁違いだった。そして出演者に払っているというお金も桁違い。全てゼロを一個つければちょうどくらい。

まるでバブル時代の金余りの日本のようだった。

今やグローバルに人も行き来しものも流通する時代。バブルが崩壊しても文化が根付くためには、せめて出演者フィーなど適切な価格になるといいのにな。
現代アートに触れる時、必ず思い出すアンディー・ウォーホルの言葉です。

If you want to know all about Andy Warhol, just look at the surface of my paintings and films and me, and there I am. There’s nothing behind it.

もしもアンディー・ウォーホルのすべてを知りたいのならば、私の絵と映画と私の表面だけを見てくれれば、そこに私はいます。裏側には何もありません。
悔しいけど、よくまとまってます。
この辺の流れが分かっているか分かっていないかで、アートの見え方が変わりますからね。
追記
マルセル・デュシャンの「泉」の何がすごいのか、牛さまと川上さまに何がすごいのか解説してもらいました。
アートの価値は時代に伴い深化され多様化する。そんな壮絶な一瞬をこの「ただの便器」から感受することができます。
https://newspicks.com/news/3192576

追記了

たしかに参考文献が笑える。何を参考にしてるのか、を読者は参考にしたいので、ぜひとも原著をお願い致します。

中国や他国の現代アートの動向(今)について詳しく知りたいと思いました。
綺麗なスライドですね。一点、それまで主流の宗教画を逸脱し、
自然の色彩目覚めさせてくれたロマン派のターナー入れて欲しかった。

印象派は矢張りマネ、モネ、ルノアール
後期印象派は、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ
その後のキュビスムは、矢張りピカソ
シュールレアリズムはダリとマグリットが好きです。

ポップアートだと矢張りダントツにウォーホール。
音楽とのコラボのヴェルベットアンダーグラウンドのニコ
そしてルーリード、などとのジョイントがあまりにも有名ですね。

日本だと岡本太郎さんと草間彌生さん。
岡本さんは、多摩生田の岡本太郎美術館がおススメ。
太陽の塔創作迄の、南米の太陽の顔との出会い旅の紀行は必見。
草間彌生さんはカボチャアートを観に
新宿の草間彌生美術館に今度行ってみたいです。

次は、中国の国力をかけた香港の美術館博物館が、凄いらしいですね。
日本は上野界隈と乃木坂の新国立美術館と表参道の根津美術館がおススメです。
東京画廊山本さん監修なのかとても分かり易く纏まって居ますね。
アートは小難しくてようわからんと思っている人には是非「3分でわかる現代アート」的なノリで見て欲しいです。

アートは小難しかったり、専門家であっても人によっていう事が全然違うので迷路みたいですが、それを”点”で受け取ろうとしたり前提知識の参照を諦めて自分と作品との感性との対峙とかに振り切ってしまったりすると、一部の天才を除いてはさらなる迷路にハマってしまう気がしています。
私は「美しさ」への素養が皆無なので、多くの人が耽美していた近代絵画を見てもさっぱり良さがわからなかったり、岡本太郎はTVで見ている限り「意味不明な爆発おじさん」だったので高校生くらいまではむしろアートは敬遠していたのですが、大学生で、ベッヒャー派やゲルハルト・リヒターへの批評、岡本太郎の本、そしてウォーホール作品の解説と出会ってから、現代アートを「面」で見るようになりアレルギーが消えました。多くのビジネスパーソンの人たちも私と同じ様なアレルギーを持っている人も少なくないと思うのですが、「アートは感性、右脳」みたいなのは誤解なので、むしろ非言語の論理トレーニング位なノリで気軽に楽しんで欲しいです。

あと、ビジネスパーソンがアートを嗜む事の効用としては、世界が10~20年後に発展する/ビジネスチャンスがあると思っている国やパラダイムは何なのかが匂う事かなと思います。
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