• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

【スライド】今さら聞けない、現代アートの歴史と読み解き方

NewsPicks編集部
1373
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • badge
    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「新しい物の見方を示して見せる」ということは、古今東西、アートの役割でした。何も20世紀のアメリカに限ったことで貼りません。たとえば、日本で6世紀に蘇我氏や物部氏の時代、渡来した「仏像」というもので神の姿を表現する、というのも、「新しい物の見方」でした。その後も仏師たちは大仏であったり、写実的な人物像であったり、様々な物の見方を示そうと試み、時に激しい批判を呼んだり、社会に衝撃を与えたりしました。
     「新しい物の見方」が登場することは、社会に大きな衝撃をもたらします。それはアートに限らず、ビートルズがそうであったように、詩や音楽でも可能なことです。あるいは、地動説や相対性理論、いくつかの心理学の学説がそうであったように、多くの哲学や自然科学、社会科学でも可能なことです。
     20世紀には、そういった「新しい物の見方」が社会に衝撃をもたらす仕組みがよく理解されるようになり、どうやったら社会に衝撃をもたらす「新しい物の見方」ができるのかひたすら追求されてきたところがあります。現代アートがどこから始まったのか、は、いろいろいえることですが、カンディンスキーが抽象画を始める前にはアフリカ美術の影響を受けたピカソがキュビスムで様々な物を四角形でとらえようとしました。ピカソの前にはセザンヌや印象派の画家たちが、自然を写実ではなく一瞬の印象をとらえて絵画に表現しようとしました。その前の自然主義やロマン派の画家たちもまた、前の世代とは異なる「新しい物の見方」を示して、社会に衝撃を与えてきました。ですから、古来からアートが繰り返してきた「新しい物の見方を示して見せる」ということが、繰り返されているだけともいえます。20世紀は、グローバル化や機械化、自然科学の発展などで、「新しい物の見方」を示す余地が広がり、加速したということはいえます。


  • badge
    Podcast Studio Chronicle 代表

    複雑怪奇な現代アートの歴史を、一つの流れで語ろうとするムチャな取り組みです。一番のコアメッセージは「新しい芸術表現は、常に既存の芸術へのカウンターパートとして登場すること」。この作品は何を乗り越えようとしているのか、を念頭に置くと、作品が深く理解できると思います。


  • badge
    ランサーズ株式会社 取締役

    現代アートとは「現代社会の情勢や問題を反映し、美術史や社会への批評性を感じさせる作品」として定義されていますが、なぜ現代アートが(現代アートのみが)社会への批評性を持ちうるのか。

    考えてみるに、クライアントの一般化(脱パトロン)、表現手法の多様化(脱キャンバス)、情報のオープン化(脱アカデミズム)、あたりが大きいのではないかと思います。

    高階さんの『近代絵画史』では近代絵画の歴史をゴヤを嚆矢としてとらえていますが、近代美術も(ピカソなどに代表されるように)既存の価値観(多くは権威主義的な時代のメインストリーム)を逆転させ創造的破壊を行うものであったと思います(印象派によるアンデパンダン展などが良い例)。

    もちろん、情報の流通が圧倒的に早い現代だからこそ、とらえるべき&置き換えるべき文脈=コンテキストが大量にあって、メタ的に時代認識を逆転させるものが創造性を獲得していく。

    歴史は常にテーゼ→アンチテーゼ→ジンテーゼのスパイラルを描いていくものだとおもっていますが、特定のパトロンや特定の表現手法にしばられずに「アート」できることが大事。そして今やインターネットやSNSも普及し、これからさらなるテクノロジーで社会が変わって行く中で、現代アートはさらにどう進化していくのか。

    写真という革命的技術が普及したときにベンヤミンの『複製技術時代の芸術』で近代芸術の「オーラ」が語られたように、情報や印象や評判が瞬く間に作られグローバルに共有されていく中で、アートの本質はどう変化して行くのか、あるいは変化していかないのか。バンクシーなどもまだ出てきていないですし、特集内での今後の企画の内容に期待しています


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか