オープンオフィスのスペースレイアウトは最悪ね…ハーバード大学の研究もそう言ってる
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これは、コミュニケーションや思考における文化的な差異を無視した単純な議論ですね。これが世界中、あらゆる組織、個人に当てはまると考えるのはおそらく間違い。
確かに、アメリカの文化を考えると、オープンオフィスが生産性を下げる、という実験結果はよくわかりますが。
東アジアで広く見られる、常に自分が周りの人との関係性の中に生きている、と捉え(集団主義)、周りの状況を踏まえてコミュニケーションをする(ハイコンテキスト)人たちの集団においては、オープンオフィスのマイナス面よりも、プラス面が出やすいと考えられます(だからこそ、日本では大部屋がずーっと使われて機能してきたのではないかと)。
一方で、アメリカのように、個人を独立した存在と考える傾向が強く(個人主義)、時間を区切って一つのことにその場その場は集中したいと考える傾向が強い(モノクロニック文化)社会の人たちにとっては、常に周りの人たちがいろんなことをやっている中に身を置かなければならず、自分を切り離すことができないオープンスペースが苦痛なのは理屈が通っています。
さらに言えば、東アジアにもアメリカにも個人差や組織差はあるので、一律の議論は単純すぎるわけです。
それも含め、アメリカという特有の文化的環境で行われた、たった2社での研究を元に「オープンオフィスのスペースレイアウトは最悪」と語るのは乱暴というものではないでしょうか以下を主張している。
つまり、オープンオフィスは生産性が低く、再検討が必要である。
1.オープンオフィスの空間は対話を促進しない。むしろ社員たちは、できるかぎりプライバシーを求めるようになる。
2.オープンオフィスは、企業の“集合的知性”説に暗雲を投げかける。言い換えると、刺激の多すぎるオフィス空間は組織の生産性を下げる。
3.オープンなレイアウトへの変更によって、対話のすべてのチャネルに同じような効果が生ずるわけではない。たとえばこの研究ではメールの送出数が増えたが、それは、実際に人と会う対話の減少を補うほど、リッチなコミュニケーションではなかった。変わって数週間では空間と働き方がミスマッチしてる可能性も高いです。一方でちゃんと考えなければならない点でもあるので今後の追加調査に期待したいです。
いずれにせよタイトルは言い過ぎです。