資本家とサラリーマンの違い
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注目のコメント
私の好きな論考です。
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ちなみに、資本家でなくても、エージェントである一部の雇われ経営者もホームランを打てば(かつ米国の報酬水準なら)それなりの富を築けます。
森岡氏がUSJ時代に仕えたグレンガンペルCEOは、2009年、USJのMBO/LBO時に各種合計で7.5%(※1)のストックオプションを得ました。Exit時のバリュエーション水準(たぶん株式価値で5000億円くらい)(※2)からして、ガンペルCEOは数百億円のキャピタルゲインを得たものと推察されます。
※1: http://ke.kabupro.jp/tsp/20090319/140120090319029228.pdf
※2: https://newspicks.com/news/2094122/
スタートアップの雇われCXOも数億円から2桁億円はよく聞きます。
これらは、資本家のエージェントたる経営者やアドバイザーが、資本家が獲得する利潤の一部の分配を受ける一例です。夢があります。
なお、資本家の歓心を得るには、エージェントたる経営者のパフォーマンスで資本家に具体的にどのような経済的・社会的な利益をもたらしたか全てです。成果が出なければ、何年間尽くしたとか土日も潰して長時間がんばったとか、一切関係ありません"資本家がサラリーマンを使って稼ぐという構造こそが、実は、資本主義の構造なのです。
もちろん、こうした構造を知った上で、組織の中で自分の働いた役割を果たすのが好きだという人はまったく問題ありません。"
不思議ですよね。愚痴を言う人ほどこう言う構造に目を向けない。仕組みを知った上で選択するのは自分ですればいいと思います。
サラリーマンの最大の武器は職業選択の自由です。再現性の高い職能さえあれば会社を選ぶのはサラリーマンです。今後、「大企業で働くサラリーマンが偉い」という価値観は急速に色あせそうな予感がします。逆に、プロフェッショナルや起業家の地位が上がりそうです。生きがいを感じる仕事に打ち込むのがいちばんですね。