[12日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は12日、インフレが加速すれば、年内あと2回の利上げを支持すると述べた。ただ、イールドカーブが逆転するリスクを考慮し、最終的に決定したい考えを示した。

ハーカー総裁は「インフレの加速が確認されれば、今年は計4回利上げを実施することにオープンだ」と語った。

同時に、米2年債利回りが10年債利回りを上回る可能性があることを踏まえ、実際に計4回の利上げを支持する前に「一段の確証」を得たいとの認識を示した。「イールドカーブ逆転のリスクが存在するのであれば、回避する必要がある」と指摘。「インフレが急速に加速しない限り、現時点では計4回の利上げが必要であることを示す確固たる根拠はない」と強調した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)