外国人観光客、2020年に4000万人の目標達成「完全に射程」=菅官房長官
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訪日外国人旅行者の中で一番多いのは中国の方。中国は実はパスポート保有率が全人口の1割ぐらいなので、巨大なポテンシャルを持った市場です。
ここをコントロールできるのがビザ。ビザの発給要件を緩和することは、中国という巨大なダムの水門を少しずつ開けていくようなことではないかと思っています。
2017年は7月までは、中国人の訪日数は2016年とほぼ同数でした。
それが8月から一気に伸びています。
この理由は、2017年5月に、中国に対するビザ発給条件緩和施策があったから。ビザが緩和されて翌日に日本にいけるわけじゃないので、2ヶ月ぐらいのタイムラグがあって、数値は伸びるんですよね。
なのでおっしゃるとおり、この水門開ける施策はとても効果的で、うまく実施することで2020年の4000万人は射程に入るのではと思います。
ところで、2020年の目標は、4000万人という人数の目標とともに、8兆円というインバウンド消費額があります。
こちらは、現状4兆4161億円。(2017年)
となると、2020年目標に対する達成率は、55%。
人数は、2869万人(2017年)なので、2020年目標に対する達成率は71%。
消費額のほうも、頑張っていかないといけませんね。訪日インバウンドプロモーションサービスを提供している側でして、自分たちのデータを見ていても観光客数の伸びが凄いことを実感しています。
しかし、この伸びに対して企業側のマーケティングやサービスの拡充はかなり遅れている印象です。
2019年のラグビーW杯、2020年のオリンピックまで2年というところで欧米からの観光客に対しては特に対策はしていなく、まずは中国といったかたちくらいで、のんびりしているなと。
事前のテストや準備、マーケティングを行っていないと、人口減が進む日本においてビジネスチャンスを逃すと思うのですが。
自社セミナーで引き続き警鐘を鳴らしていきます。