Samsungがインドに世界最大のスマートフォン工場をオープン、現地生産のメリット最大化を目指す
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中国の出荷台数が既に鈍化している今や世界最大のスマホ市場たるインドへ本格攻略の象徴。もう一つの狙いはリテール進出でしょう。アップルがストア進出のためにiPhone製造をフォックスコンと組んで現地化したのと同じ意味合いです。
『India Smartphone Market Finishes Strong with 124 Million Total Shipment Units in 2017 After a Brief Slowdown in 2016, says IDC:IDC』
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prAP43569518
インドの2017年スマートフォン出荷台数は1億2,400万台。Samsung年間シェアは24.7%で、出荷台数は3,000万台。インドのスマートフォン普及率は20%前後。スマートフォンへの切り替え需要も多いと思いますが、現段階では2020年でもインド国内向けとしては、過剰な生産台数。
インドから世界へ出荷すると考えた方が妥当な気がするけど、今後の需要の高まりに応える余力が欲しいのかな。受託生産も考えているかもしれない。
ベトナムの工場に比べると、ローエンド〜ミドルレンジの生産が中心になるのだろうか。Xiaomi含め、インドがスマホ市場の成長ドライバー(量も、そして今後は価格もだろう)となっている。ちょっと話が盛り下がっていた気がするが、EMS各社のインド進出・拡大もまたトレンドとして出てくると思うし、そうすると部品各社や物流についても出てくる。
当たり前だが、スマホは小さくて高い、グラム単価が高い製品。この物理的な違いは重要で、それは輸送をどうしていくかにかかわるから。
Samsungが工場を開くノイダは、デリーの郊外。つまり内陸部ということ。輸出入は沿岸部の方がやりやすいが、そのなかで内陸部というのも興味深い。
そしてSamsung自体については、①が分かりやすいがグローバルシェアが大幅に低下した。部品メーカーだったのがiPhoneと争ったこと(特許含めて…そしてこれは先日和解)でスマホメーカーとして注目され、ただ最近はまたメモリや有機EL含めて部品色を強めている印象がある。
Samsungのシェアは、日本で売られているGalaxyのようなハイエンドだけのものではない。インド市場においてどういうポジショニングをしていくかも含めて注目。また生産一大拠点(これは輸出だが)があるベトナムについてもどうしていくか。
https://newspicks.com/news/3136648