ソニーの「プロ向けミラーレス」が伸びた理由
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注目のコメント
恐ろしく歩留まりの悪そうな裏面照射型のセンサーを実用化にこぎつけたのは驚異的な執念と思います。このセンサーのお陰で解像度はもともと優れていましたが、最新機種はノイズ処理、画質、処理速度、バッテリーライフもメキメキ向上しており、熱意を感じます。
会社支給品を使うプロカメラマンの場合は、カメラが会社資産なのでそう簡単に機種変更できないでしょうが、フリーランス向けの乗り換え需要は大きいかもしれません。
そもそもミラーレスはミラーショックもないし、ミラーボックスが無いのでボディが小型、更には後玉とセンサーの距離が近いので画質に有利、などメリットが多いのです。
バッテリー消費が早いとかEVFレスポンスが悪いとか言われてましたがその弱点は全部Sonyが潰しましたので、もはやメリットの方が優っていると思います。
とベタ褒めつつも気になる点が。防塵防滴に対する考え方です。
SONYは防塵防滴に「配慮」と記載しており、シーリングを施すなど厳密な対応はしていません。雨、霧、低温(内部結露)、砂塵などの難環境下での動作に不安があります。
プロはいかなる環境でも撮影を継続しないといけませんので、その点問題ないことを示す必要があります。フィールドテストを含め、SONYはこれから追い上げていくのでしょうね。
率直に申し上げてすごく買いたい。下記は2年前のPick、そこでもエンジニアの方からプロのカメラマンの方含め多くのコメントが寄せられた。ミラーレスがレンズ資産という不利がありながらも、かなり進化していることが伺える。
そして、積層CMOSで信号処理の速度も向上。EVFで見えるまでのスピードがどこまで早くなったかは分からないが、差は一層つまっているのだろう。
https://newspicks.com/news/1725289ソニーのプロ向けのカメラの販売が伸びたことは間違いないと思います。その背景はおそらく業務用(特に報道の一部とウェディング)で広く使われているフルサイズのミラーレス機を出してきたのが今の所ソニーだけだったこと、ソニーのレンズが揃ってきたこと、キヤノン・ニコンのレンズがアダプター経由でAF機能を生かして使えるといった要因が大きいと思います。
しかし堅牢性などの点でプロの酷使に耐えるかはこれから試されることになるのではないかと思います。またキヤノン・ニコンともにフルサイズミラーレスの投入がこの半年以内の始まると言われています。
本当の勝負はここからとなりますが、その際にはカメラの基本性能に加えて、動画撮影力、AIとの連携(あらかじめ登録しておいた被写体に対するオートフォーカスを自動で行い追尾し続ける、など)など新たな付加価値がポイントになるでしょう。