西日本の鉄道や高速道寸断 物流混乱、経済活動に影響も
朝日新聞デジタル
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人命を守るために、真っ先にしなければならないのは、物流網の整備です。生活物資の搬入だけでなく、人命救助チーム投入の動線、救出した人の脱出路にもなります。東日本大震災の時、三陸地方の沿岸部の輸送路を確保する「くしの歯作戦」が展開されました。当時、国土交通省東北地方整備局長でのちに事務次官になる徳山日出男氏が自ら命名、陣頭指揮を取りました。まず南北縦の道路を通し、そこから「くしの歯」のように東西横の道路を通していくというものでした。今から思うと当たり前のように思えますが、当時の大混乱の中でいち早く全体のデザインをわかりやすく示し、自衛隊を含めた全ての関係者に共有させたことは称賛すべき偉業です。今回もそんな全体デザインを描いて周知させられるリーダーの登場を期待します。