「maneo」、集めた融資資金を流用 100億円規模か
コメント
注目のコメント
疑似機関銀行、利益相反、契約違反すべての視点で、わかりやすくアウトですね。
クラウドファンディングを含め新たなモデルは、規制上の欠陥や参加者の自己規律の欠如など様々な問題を浮上させながら成熟化していくものですので、本件はその過程と考えます。あまりよくない噂もちらほら聞いていたmaneoがついに。ソーシャルレンディングの草分け的存在でもあるだけに残念。(寄付型や購入型だけでなく)貸付型や投資型の広義のクラウドファンディングがようやくここ最近広がってきた流れに完全に水をさす形ですが、内容としては仕方ないものですね。
企業倫理の問題はあるでしょうが、それ以前の仕組みとしてどうか。夏ころにマイクロファイナンスの世界的雄であるグラミン銀行が日本に進出するという噂もありますし、小口でのファイナンス、金融取引のマイクロ化という流れは必須。個人としても応援しているので、これを機に健全に市場が広がり業界が発展していくように、各プレーヤーでうまく連携していってほしいと思います
【以下、追記】
『クラウドファンディングとかもっと広い意味でのシェアリングエコノミーって、ある意味「元気玉」みたいなものだと思うんです』という話を、以前にシェアリングエコノミー協会×Fintech協会のパネルでさせていただいたことがあります(ドラゴンボールわからない人すみません。。)
善意で送ってくれた元気をいかしてめちゃくちゃ活躍する人がいるからこそ、さらに元気が送られていくわけで、そういう善意の輪がしっかりと期待にこたえる形で広がっていくようにしていきたいですね!【金融リテラシーなきFintech事業者淘汰のステージへ】
銀行・証券など既存の縦割り事業で構成された
金融システムが、プラットフォーマーと
モジュール化した機能別のfintech事業者を
中心とした生態系に置き換えられ、
新たな安定システムとして再構成される
流れは止まらない。
ただし、ガバナンスの弱いNPO出身の事業者や、
金融リテラシーとは無縁なスタートアップ企業が、
Fintech名の下で、わがもの顔で振る舞い、
金融システムの潜在的なリスク要因となり始めている。
顧客資産の分別管理や、顧客に対する虚偽の説明など、
最低限の金融リテラシーを持たない事業者は、
金融システムの安定性とその前提としての信頼性
維持の観点から躊躇なく淘汰すべき。
金融庁は、レギュレーターとして、その原点に
立ち戻って動き始めた。大いに歓迎したい。
実際、この数年、「金融庁は金融処分庁から育成庁に
なった」として、何をやっても良いと勘違いする事業者が
増えてきたように思う。
特に、Fintechの看板を掲げた事業者や、流行のバズワードとしてにわかにフィンテックを掲げ始めた事業者にその勘違いの傾向が強い。
Fintech分野はこれからも参入が続き、その規模・影響力も
格段に大きくなる。とすれば、ここ数年の実績程度の「老舗Fintech企業」が退場したとしても、システム全体の観点からは痛くもかゆくもない。
イノベーションの誘発とシステムの安定・規律の維持に向けた、金融庁の手腕に期待したい。