これでも銀行から投資信託を買いますか?~金融庁の分析と指標導入~
銀行員のための教科書
1104Picks
コメント
注目のコメント
銀行に限らず金融機関の経営者は、もっと詳細なレベルで知っておかなければならなかったはずの指標であるが、さて、どのくらい把握されていたのだろうか? まともな経営がなされていたのであれば、適切なデータが直ぐに提出できるはずだ。
特に、顧客の損益については、異なる期間や顧客の属性別のデータを知りたいところだ。例えば、小口の客の損失率が大きいなどのデータが分かると、各社の営業姿勢の差が分かって面白い。
もっとも、顧客の側から見ると、人件費を消費しながら呼吸している生身の人間(金融マン)から投資信託を買って幸せになれる可能性は乏しいので、この指標を見て、いい金融機関を選ぼうと思うのは「大きな勘違い」だ。金融庁が進める、投信販売の共通指標公開についての解説記事。
目の前で「これだけコストがかかって、過去のリターンがこうですよ」となれば、コストが不利な商品には行きにくくなるだろう。商品品ぞろえの目利きが求められていくようになると思う。