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(文中でコンクリートをコンクリと略すのが気になってしょうがないのは置いておいて…)

沖縄🌺🌴の温暖な気候と厳しい塩害環境がコンクリートの使用場所として重要な意味をもつ、ということはちょうど昨夜に下記でコメントしました。
https://newspicks.com/news/3141915/
塩害、つまり塩化物イオンの浸入による内部鉄筋の腐食を防ぐためにはフライアッシュと呼ばれる混和材料(見た目は灰色の粉ですが、顕微鏡で見ると球形をしております)が有効であることは古くから知られております。
フライアッシュの改良版として近年注目を集めているのが「加熱改質フライアッシュ(CfFA)」というものです。
名前の通り加熱するのですが、この工程によりフライアッシュに残存していた「未燃カーボン」という成分が除去され、これが高機能化をもたらします。
フライアッシュは石炭火力発電所から排出される副産物なのですが、未燃カーボンはその際の「燃えカス」のようなもの、と考えてください。
未燃カーボンは、例えば炭が脱臭作用を持つように、コンクリートの化学混和剤を吸着してしまうような作用を持ちます。
多くの場合は品質低下の原因になり、これを除去することにより高品質なフライアッシュが出来上がります。

フライアッシュはコンクリート中の水酸化カルシウムと反応して長期的に強度を発現したり、この時の緻密な生成物によって化学的な抵抗性を高めたり、微細で丸い粒子がコンクリートの流動性を良くしたりと様々な恩恵をもたらします。
反対に課題はと言うと、水分をしっかり与える養生が必須になることと水酸化カルシウムの消費によりアルカリ性から中性に遷移しやすいことと、加熱改質フライアッシュ自体がまだ新しいものなのでその品質管理やノウハウの蓄積が待たれる、といったところでしょうか。

記事中に触れられている通り、環境は厳しい反面コンクリート技術が進んでいる沖縄では実用化に向けた追い風が吹いているようです。
コンクリートの発熱温度を下げる役割も持つので、温暖な海外諸国への輸出展開も含めて今後が楽しみなトピックですね。