ホテルオークラ、来年9月開業へ 最上位ブランド客室、平均7万円
コメント
注目のコメント
この価格が高いかどうかの前に、あの美しいオークラのロビーや意匠を
取り壊して、結果、均質的な建築にならないことを祈っております。
懐古趣味ではないけど、あのロビーの梅模様の椅子、障子の光、
バンケットルームの美しい絨毯。
あれこそが、オークラの宝であり、日本の宝でした。
ボッテガ・ヴェネタを退任したトーマス・マイヤーが取り組んでいたのも、
日本のモダニズム建築の美しさへの尊敬の念があってこそ。
https://casabrutus.com/special/japanese-modern-architecture
あのモダニズムの継承があるといいな、と思っております。
さて、価格ですがまだまだ東京のホテルは安すぎます。
世界の都市に比べても、もっと高級ランクのホテルがあってもいい。
その代わり、均質的でない、東京ならではの美意識に満ちたホテルがあれば
世界の富裕層を満足させることができるでしょう。7万円だとちょうど、ペニンシュラ、マンダリンオリエンタル、シャングリラホテルのクラスと並び、国内資本では最高額ラインに位置します。(少し上がって星のや東京、さらにはアマン東京というところ、やや下がるか同じくらいがコンラッド、アンダーズ、グランドハイアットなど)
この価格感はまだまだ東京では白地とも言えるところで、世界にオークラブランドを轟かせるにはとてもよい値付けであると思います。楽しみですねー!歴代アメリカの大統領は、迎賓館ではなく、ホテルオークラに泊まっていました。オークラの閉館中、ホテルの需給はひっ迫し、とりわけオークラで定期的に行われていたパーティは行き場所に困ることもありました。やっとそれは解消されますが、一方で2020年以降の落ち込み反動も怖いです。インバウンドをもっと拡充し供給過剰にならない施策が必要でしょう。