【熱弁1万字】経団連中西会長、おっさんなんて、いない
- 会社は“同質集団”では成立しない
- 日立の「脱・年功序列」改革
- 男は何でも出来ると思っている
- 自分の頭で「考える人材」をどう作るか
- 新卒一括採用は時代に合わない
- 結果を出すことが最大の報告
- “忖度文化”を変える
- 会社とは「場の提供者」でしかない
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総論ではまともなことを言うけれど、各論ではほとんど実行できないという大企業経営者おっさんの特徴はまさに、「オレだってこう思っていた」。思っていても実行しない最大の理由はムダに敵を作りたくないから。敵を作って成功しても、あの人のスタイルはみんなに受け入れられない、という抽象的な評価になる。実績なくても敵がいなければ(社内の誰にも脅威を与えなければ)、あの人は「人望がある」ということで無難に階段を上がり社長までいける。オッサン社会の闇は深く、そして未来は暗い。
ちなみに今現在若さをウリにしている人たちも、40歳越えてくるとオッサン社会に飲み込まれ、同質化する人が9割以上でしょうから、溜飲下げてる場合ではないと思いますよ。
特集最後は、経団連の会長に就任なさったばかりの日立製作所会長、中西宏明氏にご登場いただきます。
中西会長と言えば、世界各国の政府首脳や企業経営者に積極的に会う「トップ外交」やデジタル革命の推進などのご活躍が有名ですが、「グローバル・グレーディング」という日立グループの全従業員35万人の仕事の中身を分析し、その難度、希少性、市場価値などに合わせた報酬を支払う「脱・年功序列」を成し遂げたご功績は、大変に大きいと思います。
そんな中西会長は、本特集で定義した”おっさん”=新しいことを学ばない人、もきちんとコミュニケーションすれば、「俺だって、こう思っていた」という考えが出てくるはずですと、仰っしゃります。
コミュニケーションにより、自分のどこが古くて何を直すべきかも分かるーー自分にとって居心地の良い殻に閉じこもるのではなく、時には厳しいことを指摘されるコミュニケーションをしてみる重要性が分かりました。
最後に、特集をお読みいただきました皆様、本当にありがとうございました。
様々な議論をよんだ「さよなら、おっさん社会」。この度、経団連会長に就任した中西日立製作所会長に特集最後を結んでもらいました。今年の1月以来、NewsPicksには半年ぶりの登場です。
【中西宏明】大企業が「日本の基幹」だなんて、神話だ
https://newspicks.com/news/2764202/body/
【熱弁1万字】中西会長「モノで食える時代」は完全に終わった
https://newspicks.com/news/2153252/body/
中西会長は、日本企業の同質性を問題視し、年功序列の廃止、グローバル化、ダイバーシティがいかに必要か。本質的なところから指摘しております。ぜひ一読ください。
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