【山口周】なぜここまで「オッサン」は劣化したのか

2018/6/29

「いいオトナ」による不祥事

「最近の若い者はなっていない」という嘆きは有史以来たびたび繰り返されてきたそうで、エジプトの遺跡にも同様の落書きが刻まれている、という話が柳田国男の『木綿以前のこと』にも紹介されている。
ところが、昨今の日本では全く逆のことがかまびすしく言われている。それはつまり「最近の古いもんは一体どうなっているのか?」ということだ。