健康で精悍なカラダが最高のパフォーマンスと成功を呼ぶ理由

2018/6/26
歯科医師としてクリニックを経営しながら、累計120万部のビジネス書作家としても活躍中の井上裕之氏。本業では、その技術は国内外から高く評価され、報道番組「未来世紀ジパング」で、最新医療・スピード治療に全国から患者殺到ということで取り上げられる。

また本業の傍ら、世界中の自己啓発や、経営プログラム、能力開発を徹底的に学び、ジョセフ・マーフィー博士の「潜在意識」と、経営学の権威ピーター・ドラッカー博士の「ミッション」を統合させた成功哲学を提唱。

「価値ある生き方」を伝える講演家として全国を飛び回っている。大成功している秘訣は何か、前後編に分けて探っていく。まず前編では、井上氏の実生活からお話を伺った。(全2回)
ルーティーン化で体脂肪率11%前後をキープ
私は生活パターンからカラダづくり、食生活まで「ルーティーン化」しています。ルーティーン化によって自分のコンディションをキープでき、いいコンディションが続くと、仕事で最高のパフォーマンスを出せる。好循環を生んでいます。
生活パターンでいえば、20年前に開業して以来、ずっと同じ毎日です。月曜日から金曜日までは北海道のクリニックで歯科医として働き、週末は東京に出て講演会や打ち合わせなどをしています。
このスタイルは、たとえ冠婚葬祭が入ろうと、スタッフが急に辞めるトラブルに見舞われようと何があってもずっと変わりません。
プライベートでは、週2回パーソナルピラティスを、週2回パーソナルでの筋トレを受けています。筋トレをすると体幹や姿勢のバランスが崩れてくることがあるので、筋トレをしながらピラティスで体幹と姿勢を整えるようにしているんです。
(写真:milanvirijevic/iStock)
おかげさまで55歳にして、体脂肪率は11%前後をキープ。「10歳若く見えますね」とはよく言われます(笑)。
着たいスーツに合わせてカラダを絞る
とはいえ、私が重視しているのは体脂肪率などの数字より、健康と見た目。私にとってのカラダづくりは、洋服に合うカラダづくりです。
自分が着たい洋服をキレイに着こなすために、どこを厚くしてどこを絞ったらいいか?
「カラダに合わせた洋服」ではなく、「着たい洋服に合わせてカラダをつくっていく」ことを意識していくと、無意味に筋肉をたくさん付ける必要はなくなるんです。
そこで私は着てみたいスーツを探しに街に出て、1着買うようにしています。それから、その服をもっとキレイに着るために自分のカラダを調整していきます。
そうすると、食事も自然と意識するようになり、どんどん楽しくなります。
食生活はコントロールとバランスを重視
私は朝食も大体いつも同じものを食べます。低カロリーなシリアルに低脂肪の牛乳を注いだ主食。新鮮な野菜をミキサーにかけた野菜ジュースを食べるように飲み、ヨーグルト、コーヒーで締めくくります。
昼と夜は、基本的にたんぱく質を多めに摂取。主にお肉ですね。ケトンダイエットと言われているように、肉はいくら食べても太りませんから。
ただ、よく焼いて脂分は落とすようにしているのと、野菜やキノコ類から先に食べて、次にお肉を食べる、というように順番には気を使っています。
(写真:gbh007/iStock)
主食のごはんは糖質を抑えたいのでせいぜい80~100グラム程度を目安にして、さらにカロリーを低くしたい時は、こんにゃくと混ぜ合わせた「マンナンごはん」を食べています。ラーメンなど糖質の高いものは基本的に口にしません。
一方で、甘いおやつは多少食べます。糖質を取らないと脳が活性化しませんから。
エネルギー源のために炭水化物も多少取ります。ただ、パスタを食べた日や会食でフルコースを食べた日などの翌日はコントロールするよう、バランスは意識しています。
トレーニングの中で「チート」という時期があります。食べる量が2倍、3倍になったとしても次の日からコントロールすることで、かえって体重が落ちやすくなるというトレーニング方法です。
それにのっとって、食べるときには「今はチートの時期だ」と決めて、次の日から自己管理しています。
そこで役立つのが、数字によるデータ管理。体重、体脂肪率、筋量、内臓脂肪率を見て、プラスマイナスが500グラム前後の範囲に収まるようにコントロールしています。
体重でいうと、1キロ増えたものを戻すのは大変ですから。
「健康で精悍なカラダ」が、人に信用を与える
ここまでお読みになって、「なぜそこまでして同じパターンを続けるの?」「ストイック過ぎる!」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
理由は、「いいコンディションをキープし、それにより仕事で成功する」という結果を出したいから。これに尽きます。
プロセスが大事だという方もいますが、結局、人は結果でしか人を評価しません。
現実を変えていくのも結果。
ビジネスパーソンなら、現実を変えたければ、ひとつ昇格して見える世界を変えるしかないんです。
(写真:SasinParaksa/iStock)
結果を出すためには、よく考えて、努力していくこと。その努力も活動量が絶対的に多くないといけません。
自分に課したことをやり続けるには、自己管理が必須。この自己管理、ビジネスでは非常に役立ちます。
実際、カラダづくりとビジネスはつながっています。健康で精悍(せいかん)なカラダは、相手に信頼とエネルギーを感じさせます。
仮に、二日酔いで打ち合わせの場に来て、「今日は二日酔いで頭回らないんです」なんて言い訳している人がいたら、どう思いますか? 
言い訳する人との仕事って、信用できないと思いませんか?
さて、後編ではカラダづくりから少し離れて、私が仕事を続ける上で気をつけていることをお話しします。
(構成:桜田容子 編集:奈良岡崇子 バナー写真:kieferpix/iStock デザイン:九喜洋介)