米大統領「北朝鮮で完全な非核化開始」、当局者は証拠確認できず

コメント

注目のコメント

• 小原 凡司

  笹川平和財団 上席研究員

  ・2018年06月22日

  トランプ大統領は、その場の思い付きで発言しているという話を聞きます。時には過激とも思われる発言を、マティス国防長官やポンペオ国務長官（以前は、ティラーソン国務長官）、大統領補佐官等、周囲が妥当な政策に落とし込んできました。
  どちらかと言えば、トランプ大統領の過激な発言を上手く相手に対する圧力として、米国の対外交渉を有利に進めてきた側面もあるように見受けられます。
  今回のトランプ大統領の発言も、北朝鮮が実際にはまだ何も非核化の動きを見せていないのだとすれば、「まだ、何も動いていないのか？」という北朝鮮に対する圧力に変換することができるのかどうかに、注目する必要があります。
  北朝鮮には、約束をした後にそれを反故にした過去があり、北朝鮮に約束を履行させるためには、圧力をかけ続けなければなりません。
• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2018年06月22日

  米朝共同声明に基づいて米国による「安全の保証」と北朝鮮による「非核化」を並行して進めるプロセスが始まった。北朝鮮の完全非核化がいつになるのかは、まったく不明であるが。しかし、日本は「北朝鮮は非核化の作業をするはずがない」「米国はきっと米韓合同軍事演習を実施する」という予測に基づいて政策を立てておいて大丈夫か？
• 前嶋 和弘

  上智大学 総合グローバル学部教授（現代アメリカ政治外交）

  ・2018年06月22日

  証拠が裏付けられていてもいなくても（はったりでも）、どちらも北には圧力