馬は人の心読み取れる、北大発表 表情と声関連付け
コメント
注目のコメント
乗馬する人なら誰もが理解していることでしょうが、馬は乗り手の技量や精神状況を明確に把握しています。怖がりながら乗っていたら、なめられます。
表情や声のトーンで反応も変わるので、特に怖がりな若い馬にはなるべく優しく声をかけるよう心がけていました。
一方で人間と同様に性格、情緒面でも個性、個体差が非常に大きい動物だと感じます。人で言う「空気が読める/読めない」と同じく、人の感情を読み取れる馬と読み取れない馬の双方がいるのでしょうね。
余談ですが、馬関係の仕事をしていたという話をすると、「馬が好きなんだね」とよく言われます。あまり細かいことを言っても仕方ないので特に否定もしないのですが、これは「人間が好きなんだね」と言うのと同じくらい、よくわからない表現です。
好きな人もいれば苦手な人もいるのと同様、好きな馬もいれば嫌いな馬もいる、というのが正確な表現です。真っ先に思い出したのがキーストンでした。足を骨折しながらも、落馬したジョッキーをいたわるあの姿は、人の心を読み取っているとしか思えませんでした。ゴールドシップやオルフェーヴルみたいに、人の気持ちを分かっているのか分かっていないのか判断できない馬もいますが、みんな違ってみんないいです。