[クアラルンプール 20日 ロイター] - マレーシア統計庁が20日に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.8%上昇し、今年1月以来の大幅な伸びを記録した。上昇率は1.4%だった4月を上回り、ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。燃料、運輸価格が上昇、食品への需要も拡大した。

運輸価格指数は3.8%上昇し、食品・非アルコール飲料の価格も上昇。レストラン・ホテル、住宅の各価格指数は2.1%上昇だった。

マレーシア中銀は前回会合で、インフレ鈍化と安定的な経済成長を理由に主要政策金利を据え置いた。次回会合は7月11日に開かれる。