独仏首脳、ユーロ圏共通予算創設で合意 2021年までに運用開始
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注目のコメント
他の記事が指摘するように、今回のサミットの焦点は難民問題だと思いますし、イタリアのみならず東欧諸国にもEUの対応に対する批判が強いだけでなく、EUが目指すバルカン諸国の取り込みとの関係でも、重要性は明らかです。
その一方で、個人的には財政と金融システムに関する対応にも注目しています。前者に関しては、実現時期を明示して方向性を明確化したことは前進ですが、具体策はまだ今後の検討に委ねられる面が大きい印象です。
後者に関しては、ESMの機能強化について具体的な合意が成立したようですが、ある意味では既定の路線であり、ハードルの高い預金保険の問題だけでなく、ユーロ圏の共通債券の点にも触れられなかったようなので、見出しの割には停滞感もあります。