アフリカのシリコンバレー最前線 拡大する投資 社会問題解決への期待も
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アフリカのベンチャーの概要についてはここに書かれていることがほぼ正確。トップである南アフリカはテック系起業のレベルが高く次々生まれているので、腕に自身がある方はぜひ参加してみてほしい。南アフリカは多くの課題がありながらももともと医療も金融も進んでいる国で、ロンドン上場企業や世界的に使われるサービスも多い背景か、フィンテックやヘルステック、ビッグデータ、AIを使ったサービスのベンチャーに恵まれている。シリコンバレーととはいわないが、海外とほぼ時差なく新しい技術やサービスが受け入れられ作られている印象。金融をはじめとしたビジネス環境も比較的整っているし資金調達もしやすくPE、VCも多い。
ケニアやナイジェリアは、エンジニアやベンチャーの質、IT環境はまだ低く、中から有望なベンチャーが多数生まれる状況にはないけど（アンデラのような事業が必須となる理由）、生活に根ざした課題や基礎的なインフラの不備を解決する他の国にはないビジネスモデルが生まれる機会・可能性が高く、実際生まれているため、新しいものを作りたい国外の起業家が事業を立ち上げたり、新しいものを見たいシリコンバレーや外部の投資家中心に投資を行っている。
スタートアップのエコシステムランキング、南アフリカが38位、ケニアが53位、エジプトが54位、ナイジェリアが57位という相対的な順序関係は納得いくところ。エジプトも面白いと思います。この順位、チュニジア、モロッコ、ガーナ、カメルーン、ウガンダ、ザンビア、ボツワナ、エチオピア、ジンバブエと続いています。南アフリカには結構たくさん友達がいて、PEやVCをしてますので、かなり活発なマーケットだという認識は何となくありましたが、具体的には知らないことだらけ。とても勉強になりました。
南アメリカの情報もですが、物理的にとても遠い国の話はなかなか聞かないように思います。何時間もかけて水を汲みに行く生活からテックを想像するのは困難かもしれないけれど、インドでカースト制の隙を突いてエンジニアリングが発展したように、Leapfrogのポテンシャルは凄まじいはず。
