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ロボットによる業務効率化ができることは頭では分かっていても抵抗があるという方々を説得するには、やはり実際に見せることに越したことはないようです。
その昔、稟議書作成で計算式をマクロで組んだものを印刷し始めた時、「手書きでないと心がこもっていない。味がない」と言われました。
歴史は繰り返す、ですね。
データの集計など定型業務はRPAにどんどん置き換えていくべきだと思います。クリエイティビティの必要とされない業務もクラウドソーシングなんかに任せてしまえば、更に業務はスリム化できる。
マニュアル化は最初だけ大変なんだけど、やってしまえば後が本当に楽になります。超おすすめです。
電通にいた時に思ったのは、書類が全て紙だったこと。受発注だけでなく、経費精算や勤怠まで紙で出していた。それは全て電子化&自動化できるので、まずRPAで改善でしょうね。
「当然かれらは、自分たちの仕事にプライドを持っていますから、それなりに抵抗に遭いました。よくある抵抗の2大トークは「機械で作った資料には魂が入っていない」「若手社員の教育上よくない」などという意見もありました」。

ワープロが出始めたころ、銀行で稟議書の副申を書くのにワープロを使ったところ、「手で書け、手で書かないとその会社に貸したい気持ちが伝わらない」と言われたものだ。今も昔も守旧派の思考は変わらない。

さて、ロボットで業務代行ができるようになるのはすばらしいが、それだけ労働の価値が低くなる仕事が増えるという点にも留意しなければならないと思う。労働の価値が低くなった仕事は、ロボットを導入できない企業で人間がやってはいけない。やっても競争力はないし、低賃金労働に陥るから。
日本最大手の広告代理店。広告収入を柱とした民間放送局のビジネスモデル確立に貢献。2012年以降は積極的なM&Aで海外の広告会社を傘下に加え、規模を拡大。
時価総額
1.14 兆円

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