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株式会社リクルートホールディングス(英語: Recruit Holdings Co.,Ltd.)は、求人広告、人材派遣、販売促進などのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社である。江副浩正によって創立された。 ウィキペディア
時価総額
6.58 兆円
業績



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小笹もリクルートのDNAなのか、江副さんのDNAなのか、新卒採用には突き抜けた投資をしており、私が採用リーダーをしていた2007-2009年新卒あたりは毎年30人の採用に1.5億円程度の投資をしていました。一人あたり500万円なので江副さんの830万円には及びませんが…。
当時は社内からも「金をかけ過ぎだ」「新卒は育成コストかかり過ぎだ」「今年の新卒は使い物にならん」なども色々言われましたが、今のリンクアンドモチベーション カンパニー長(執行役員格)は8人中5人がその3年で採用したメンバーです。彼ら彼女が生み出している収益を考えればその投資対効果の良さたるや、計り知れません。
彼ら彼女たちの率いるカンパニー(部門)は業績好調、新卒入社時から育まれたDNAに基づくリーダーシップは求心力にも繋がり、離職率は3%を切っています。彼ら彼女たちが中核になってから、おかげさまで株価も順調に推移しています。
「企業の1年後を見たければ営業力を見よ。
企業の3年後を見たければ商品開発力を見よ。
企業の5-10年後を見たければ新卒採用力を見よ。」
10年前に小笹から言われていた未来が形になっていて、自分でも正直驚いています。
記事中で藤原さんが仰る通り、ここまで言ってもみんな程々にしかやらないのですが…。
————————————————
以下、記事抜粋
『よく中小企業のオーナー経営者から「リクルートのような会社になるにはどうしたらいいのか」と聞かれました。
とんでもなく採用に投資しているからこそ、優秀な人材が採用でき、結果的に社外でも通用する人材を多く輩出できる。要するに「教育ではなく、採用だ」と言っているのに、「なるほど」と言いながらやらない人がほとんどです。』
高校までは地域にも優秀な若者はいますが、大学以降は大都市に離れてしまう。であれば、地域側が「採用」する必要があるわけですが、人手も予算もかけていないわけです。だから、シンクタンク等が地方創生プランを書くような事態に陥ってしまう。
まずは自治体トップが自ら地元の企業の採用をお手伝いするところから始めることだと思います。
言うのは簡単だが、ここまで徹底で来た人物はそうそういないだろう。たった一人の創業者の「狂」のレベルの思いが、今日のリクルートを築いたんだな。勉強になるし、面白い。
新卒採用などはその最たるもの。
自分も、その「採用狂」の会社の採用マネジャーだったくせに、会社経営を始めると、なかなか採用や育成にすぐには投資できず、改めて江副さんの凄さがわかった気がします。
リクルートで自分が採用に狂えたのは所詮は人のカネだったからなのか。自社もそろそろ分不相応な採用と育成をしつつあるつもりだが、まだまだやらねば。
「とんでもなく採用に投資しているからこそ、優秀な人材が採用でき、結果的に社外でも通用する人材を多く輩出できる。要するに「教育ではなく、採用だ」と言っているのに、「なるほど」と言いながらやらない人がほとんどです」(藤原さん)
採用や育成への投資は勇気がいる。わかってはいても、カネをドブに捨てるような気になることもある。利益を今生み出している人からいろいろ非難されることもあるし。
経営者が採用や育成に勇気を持って投資をすることで、若者たちが育つ環境が整っていくのだから、その勇気を支える仕事をしたい。もちろん自分も勇気を持って投資できる人になりたい。
「実績は実績で評価しつつ、「東大卒の人間はどうやら大手企業に人脈がある。営業活動に生かさない手はない」と考える。」