「採用狂」の江副さんが東大卒を欲しがった理由
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弊社の代表の小笹は江副さんがリクルートを経営されていた時に現場の採用リーダーをしていたので、私がリンクアンドモチベーションの採用リーダーしていた若手の頃に良く当時の話を聞かされていました。
小笹もリクルートのDNAなのか、江副さんのDNAなのか、新卒採用には突き抜けた投資をしており、私が採用リーダーをしていた2007-2009年新卒あたりは毎年30人の採用に1.5億円程度の投資をしていました。一人あたり500万円なので江副さんの830万円には及びませんが…。
当時は社内からも「金をかけ過ぎだ」「新卒は育成コストかかり過ぎだ」「今年の新卒は使い物にならん」なども色々言われましたが、今のリンクアンドモチベーション カンパニー長(執行役員格)は8人中5人がその3年で採用したメンバーです。彼ら彼女が生み出している収益を考えればその投資対効果の良さたるや、計り知れません。
彼ら彼女たちの率いるカンパニー(部門)は業績好調、新卒入社時から育まれたDNAに基づくリーダーシップは求心力にも繋がり、離職率は3%を切っています。彼ら彼女たちが中核になってから、おかげさまで株価も順調に推移しています。
「企業の1年後を見たければ営業力を見よ。
企業の3年後を見たければ商品開発力を見よ。
企業の5-10年後を見たければ新卒採用力を見よ。」
10年前に小笹から言われていた未来が形になっていて、自分でも正直驚いています。
記事中で藤原さんが仰る通り、ここまで言ってもみんな程々にしかやらないのですが…。
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以下、記事抜粋
『よく中小企業のオーナー経営者から「リクルートのような会社になるにはどうしたらいいのか」と聞かれました。
とんでもなく採用に投資しているからこそ、優秀な人材が採用でき、結果的に社外でも通用する人材を多く輩出できる。要するに「教育ではなく、採用だ」と言っているのに、「なるほど」と言いながらやらない人がほとんどです。』以前も書きましたが、リクルート初期に猛烈リクルーターだった人から聞いた話ですが、受話器を本当にガムテープで手に括りつけ、受話器を置けないようにしてアポ取り電話をかけ続けたとのこと。新卒採用ではゼミや部活の情報から有望学生リストを作り、そこに片っ端から電話を掛け、アポ取り件数を目標にしてやっていたと聞き、そこまでするからこそ優秀な人を囲えてたのだなあ、と納得しました