■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>

午後5時現在 109.91/93 1.1814/18 129.89/93

NY午後5時 110.32/36 1.1789/93 130.09/13

午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の109円後半。米利上げ後のドルは軟調。予想通りの利上げで材料出尽くし感が強まったことに加え、今夜の欧州中央銀行(ECB)理事会、米政権の対中貿易制裁の可能性などをにらんで、売りが先行したという。

<株式市場>

日経平均 22738.61円 (227.77円安)

安値─高値   22738.61円─22898.39円

東証出来高 14億9745万株

東証売買代金 2兆4018億円

東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落。下げ幅は200円を超え安値引けとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢が確認され、前日の米国株が下落したことを嫌気した。米中貿易摩擦への懸念や為替の円高基調も重しだった。今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会や明日まで開かれる日銀金融政策決定会合を前に売買が膨らまない中、利益確定売りが優勢となり大引けにかけて下げ幅が拡大した。

東証1部騰落数は、値上がり603銘柄に対し、値下がりが1399銘柄、変わらずが87銘柄だった。

<短期金融市場> 17時09分現在

無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.067%

ユーロ円金先(18年9月限) 99.910 (+0.005)

安値─高値 99.910─99.910

3カ月物TB -0.129 (+0.004)

安値─高値 -0.125─-0.130

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.067%になった。準備預金の積み最終日を15日に控えて、資金調達意欲がしっかりと示された。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.1209%、平均落札利回りはマイナス0.1257%と前回(最高:マイナス0.1243%、平均:マイナス0.1295%)に比べて小幅上昇した。

<円債市場> 

国債先物・18年9月限 150.76 (+0.15)

安値─高値 150.63─150.78

10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.035% (-0.010)

安値─高値 0.045─0.040%

国債先物中心限月9月限は前日比15銭高の150円76銭と続伸で引けた。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.25%の利上げが決定されたことを受けて、米債市場はいったん下落。しかし、売り一巡後に買い戻しが入った流れを引き継いで、円債は買いが先行した。日経平均株価が軟調に推移する中、FOMCを警戒して金利上昇局面を想定していた一部参加者からの買いを巻き込んで、一時150円78銭まで買われた。

日銀は午前、中期・超長期を対象に通告した4本の国債買い入れのうち、「残存3年超5年以下」のオファー額を前回に比べて300億円減らし、3000億円とした。減額は1日の「残存5年超10年以下」に続き、6月に入り2回目。減額は需給ひっ迫に配慮したとみられているが、事前に市場の減額観測が出ていたため、相場への影響は限られた。

現物市場は総じてしっかり。残存7─8年の長期ゾーンを中心に買いが入った。一方、19日に30年債入札を控え、超長期ゾーンは上値が重かった。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1bp低下の0.035%。

<スワップ市場> 16時57分現在の気配

2年物 0.10─0.00

3年物 0.11─0.01

4年物 0.13─0.03

5年物 0.16─0.06

7年物 0.21─0.11

10年物 0.32─0.22