[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国株式市場は下落。米連邦準備理事会(FRB)が13日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を受け、値動きの荒い展開となる中、ダウ平均株価<.DJI>は100ドル超値下がりした。

FOMCはこの日、予想通り利上げを決定するとともに、向こう数カ月間で利上げペースが多少速まるとの見通しを示した。今年についてはあと2回、合計4回の利上げを見込んだ。3月に示した前回予想では年内は合計3回の利上げを予測しているとしていた。

本来は利上げの恩恵を受けやすい金融株が軟調となり、S&P金融株<.SPSY>は0.3%安で終了。利上げという材料の消化に時間がかかっているとの専門家の見方もある。

米連邦地裁が前日、米通信大手AT&T<T.N>による米メディア大手タイム・ワーナー<TWX.N>買収を承認したことを受け、メディア・通信株の動向が注目された。

メディア株はおおむね上昇し、タイム・ワーナーは1.8%高。一方、AT&Tは6.2%安で引けた。

この日の取引終了後、米ケーブルテレビ(CATV)大手コムキャスト<CMCSA.O>は、娯楽・メディア大手21世紀フォックス<FOXA.O>のメディア資産を650億ドルで買い取る提案を行った。引け後の取引で、21世紀フォックス株は0.2%上昇。通常取引は7.7%高で終えていた。コムキャストは通常取引を0.2%安で終了。

ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.99対1の比率で上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 25201.20 -119.53 -0.47 25328.6 25362. 25191. <.DJI>

5 07 42

前営業日終値 25320.73

ナスダック総合 7695.70 -8.10 -0.11 7713.90 7748.9 7686.6 <.IXIC>

6 5

前営業日終値 7703.79

S&P総合500種 2775.63 -11.22 -0.40 2787.94 2791.4 2774.6 <.SPX>

7 5

前営業日終値 2786.85

ダウ輸送株20種 11003.15 -85.78 -0.77 <.DJT>

ダウ公共株15種 664.60 -1.05 -0.16 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1414.48 -1.89 -0.13 <.SOX>

VIX指数 12.94 +0.60 +4.86 <.VIX>

S&P一般消費財 882.08 +1.18 +0.13 <.SPLRCD>

S&P素材 376.45 -4.12 -1.08 <.SPLRCM>

S&P工業 635.90 -5.24 -0.82 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 523.19 -1.88 -0.36 <.SPLRCS>

S&P金融 460.80 -1.53 -0.33 <.SPSY>

S&P不動産 193.65 -4.60 -2.32 <.SPLRCRE

C>

S&Pエネルギー 560.50 -2.29 -0.41 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 982.76 -0.26 -0.03 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 144.03 -6.77 -4.49 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1260.43 -2.88 -0.23 <.SPLRCT>

S&P公益事業 246.63 -0.67 -0.27 <.SPLRCU>

NYSE出来高 9.74億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22820 - 90 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 22780 - 130 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)