仮想通貨:他人PCで獲得 了解得ず「採掘」初立件
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注目のコメント
ブロックチェーン技術の出現とそれを支えるマイニングを利用した新しい犯罪(現在は立件段階)というか悪用。
罪に問われているのは、「不正指令電磁的記録に関する罪(いわゆるコンピュータ・ウイルスに関する罪」)」です。
警視庁のホームページによると同法律は、
人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録上記に掲げるもののほか、上記の不正な指令を記述した電磁的記録その他の記録とあります。
現状、リスティング広告(意図してないけど)はOKだけど、強制マイニングはNG。
今回の事件、この違いの認定が難しい気がします。
個人的には意図してない広告も大変迷惑。最初に「費用やデータの代わりに電力を差し出す仕組み」を聞いた時はうまくできていると思った。マイニングという市場が生まれ参入者が増え始めたとき、マイニングで稼ぐのではなくマイニングマシンを作って売り始めた人、コインハイブのように仕組みを作った人が最も賢い。もう十分稼いだだろうし、そろそろ引き際ですかね。
不正指令電磁的記録作成・提供罪より第168条の2
一 人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録
フワッフワですよ。警察の裁量でいくらでも裁けます。onclickで呼ばれるjqueryにびっくりしたらその時点でワンチャン生まれるんですよ。なんですかこのふざけた条文は。言ってしまえば勝手に画面の端で再生される動画広告がアウトです。いきなり画面全体に絶妙なタイミングで広告が表示され、誤ってタップしてしまうようなものを仕込んだアプリもアウトですよね。
この事件の内容はご本人がこちらの記事で詳細に語られています。
https://doocts.com/3403
もちろん悪質なものも世の中には存在しますが、片方の言い分だけで断罪するのは唾棄すべき悪です。
更に、悪の基準が曖昧なことにより生まれる「罪」はあってはなりません。