【岩政大樹】被害者ハリルの責任、西野流「自由主義」の現実
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注目のコメント
「監督に下がれと言われてその通りにして負けたら、この試合は下がらない方が良かったなと考えればいい話」
ここに岩政さんの真骨頂がある。
突き抜けたインテリジェンスだし、鹿島が強いのがよくわかる。
西野さんを取材していると岩政さんと近い部分も多い。
いくときは行くし、いかないときは行かない、とどっちつかずのコメントをよくするが、端的に言えば状況判断。
頭が良くないと、西野さんの下では無理。
まあこれはハリルも共通しているんですけどね…今回の件はJFAが責められる部分が多いのだと素人的には推測しますが、以下の部分はそうだろうなと思います。結果はどうあれ、「コミュニケーションミスはミス」という考え方が頷ける部分もあります。
ただ、ハリルさんの場合、3年間率いていますよね。どういう言葉で選手たちに理解させるかは監督の責任。同情するつもりはない。考えを落とし込めなかったのは監督の落ち度ですし、それはハリルさん自身もプロとして認識していると思うピッチ上で状況によって選手が判断する、というのは代表レベルでも簡単ではありません。
岩政さんはまさにこれを得意とする稀有な選手です。
しかも、これを1人が出来ればよいわけでなく、ピッチ上の11人が一定以上のレベルで、試合状況を理解して進めなければなりません。
強烈なリーダーシップを発揮できる監督、選手がいれば話は別ですが。
これは難しいことです。
いまの代表に必要なことは、選手がピッチ上で判断する際の基準を設けることです。
企業のフィロソフィー・ビジョン・理念あたりと同じです。
企業と違うのは、いちいち稟議を通している時間などなく、現場で判断して、プロジェクト(試合)を進めていかなければならない点です。
判断基準があるということは、選手は明確な判断をピッチ上で下す手助けになり、調和が生まれやすくなります。
残り1週間、少しでもこの判断基準をチーム内で定着できるか、が重要になってくると思います。