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「監督に下がれと言われてその通りにして負けたら、この試合は下がらない方が良かったなと考えればいい話」

ここに岩政さんの真骨頂がある。
突き抜けたインテリジェンスだし、鹿島が強いのがよくわかる。

西野さんを取材していると岩政さんと近い部分も多い。
いくときは行くし、いかないときは行かない、とどっちつかずのコメントをよくするが、端的に言えば状況判断。
頭が良くないと、西野さんの下では無理。

まあこれはハリルも共通しているんですけどね…
ピッチ上で状況によって選手が判断する、というのは代表レベルでも簡単ではありません。
岩政さんはまさにこれを得意とする稀有な選手です。

しかも、これを1人が出来ればよいわけでなく、ピッチ上の11人が一定以上のレベルで、試合状況を理解して進めなければなりません。
強烈なリーダーシップを発揮できる監督、選手がいれば話は別ですが。
これは難しいことです。

いまの代表に必要なことは、選手がピッチ上で判断する際の基準を設けることです。
企業のフィロソフィー・ビジョン・理念あたりと同じです。
企業と違うのは、いちいち稟議を通している時間などなく、現場で判断して、プロジェクト(試合)を進めていかなければならない点です。

判断基準があるということは、選手は明確な判断をピッチ上で下す手助けになり、調和が生まれやすくなります。
残り1週間、少しでもこの判断基準をチーム内で定着できるか、が重要になってくると思います。
今回の件はJFAが責められる部分が多いのだと素人的には推測しますが、以下の部分はそうだろうなと思います。結果はどうあれ、「コミュニケーションミスはミス」という考え方が頷ける部分もあります。

ただ、ハリルさんの場合、3年間率いていますよね。どういう言葉で選手たちに理解させるかは監督の責任。同情するつもりはない。考えを落とし込めなかったのは監督の落ち度ですし、それはハリルさん自身もプロとして認識していると思う
まあ、いろいろありますが、もうWカップをしっかり応援してから後でまとめて振り返りませんか。勝負の世界結果が全てですから、ここでどう言っても愚痴にしかならない気がします。
取材中、この言葉が最も印象に残りました。「一発勝負なので、自分たちが攻撃する時間が短くても、嘆く必要はない。0対0でゲームが進めば相手も焦ってきますし、スペースが生まれてくるので、そこで相手を刺しに行くという考え方もあると思います」(岩政大樹)

日本屈指のDFとして、独自の視点と理論を持っている。これからの活躍が本当に楽しみ。
ボトムアップ式か、トップダウン式か。日本代表のチームビルディングの過程をもとに、改めて整理すると、

0 → 1
トップダウン式で原型を作る
1 → 10
トップダウン式で原型をもとに、選手適性を見極める
10 → 100
W杯予選を突破するために、戦術の浸透やチームのコアメンバーを確立させる。やはりトップダウン式。
100 → 500
W杯予選の中で、試合を繰り返していく中で選手からの意見を取り込みつつブラッシュアップしていく。ボトムアップ式。
500 → 1000
W杯本戦で勝つための戦術浸透やメンバー選定を行う。ハリルさんはココで解任。ただ、ここもトップダウン式。

こう考えると、「勝ち負け」が明確な勝負の世界では基本的にトップダウン式が向いている。組織を安定させたり、人心掌握の手段としてボトムアップは向いていると思います。
ボトムアップ型というのはある程度、時間をかけてしっかり作っていくものだけど、意思決定の主体が自身にあり、決めたらやるしかない自責状態になります。

個人的にはトップダウン型で戦略は理解しつつも、目的思考を持ち常に変わり続ける戦局の中で、プロフェッショナルとして意思決定し続けるしかないと思います。

他責思考はプロじゃない。そしてそんな事は今まさに戦ってる選手が一番わかってることかと。つまり僕らはいま応援するだけ!
ボトムアップ型といわれていたジーコジャパンをどのように評価していたのか気になりました。
引用した部分は以前のNPオリジナル記事での岩政さんの考え方に通底する部分がありますね。

【岩政大樹】なぜ日本人選手は“考える”ことが苦手なのか
https://newspicks.com/news/2580071

>>>引用
僕からしたらすごく不思議だったんですよね。そんなものは試合に入って、行けるんだったら行くし、無理だったら下がればいい話。それは当然、流れの中で変わってくるもので、僕は自然に捉えていたんですけど、みんなは決めたがるんだと思って。代表クラスでもそういう捉え方をするんだと思い、そのミーティングがすごく記憶に残っている
昨日の勝利は、ボトムアップによってもたらされたように思います。一方で、日本代表、ひいては、日本人選手が世界レベルで戦えるようになるには、トップダウン型の監督を受け入れられる懐をもつ必要もある気もして、複雑な感じです。
ボトムアップ型のチームアップは選手の主体性を引き出す意味では良いかと思いますが、何しろ時間が無いのが気になります。
上手くいって欲しいと心から思います。
この連載について
6大会連続でW杯に出場するサッカー日本代表。本大会直前で監督交代劇が勃発するなど、この4年間、チームづくりは決してうまく進まなかった。日本代表は世界とどれくらい距離があるのか。「奇跡」を起こすにはどうすればいいのか。元代表選手や識者とともに掘り下げる。