ツイッターの採用面接で繰り返し聞かれた 「本質を突く質問」とは?
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2010年、日本国内のMAUがまだ500万人に満たない頃のTwitterの採用面接を受けたときのエピソードから、企業のミッションステートメントの重要性について語ってます。
本記事(拙著からの抜粋)では語られませんでしたが、外資系企業の採用面接において、その企業の掲げるミッションステートメントとの合致性を評価基準として、外資系企業は重視する傾向にあります。それはGoogleでもAmazonでもそうです。
そして、本記事でTwitterの採用面接が8回あったと書いていますが、GoogleやAmazonも同様です。しかも1回の面接が1時間、1対1面接であることが一般的で、その人が優秀かどうか、ということ以上に「自社にフィットするか?」を様々な面で吟味します。
逆に言うとどんなに優秀であったとしてもフィットに欠けると採用オファーは出しません。それだけフィットを重視する理由は、ありていに言うと、企業は同じ志を持つ者が、その志に向けて同じ舟を漕ぐ同志と考えるからです。
追記:T Takuさん、拙著の中では、マツダについても触れています(笑)『日本を代表する企業の多くの企業理念やミッション・ステートメントに目を通してみるとわかるが、日本企業に特徴的なのは、企業としてどういう価値を提供するか? なぜその企業は存在するのか? という「WHY」に関する定義が少なく、あくまで行動規範や行動理念のような「HOW」や「WHAT」に留まっているということである』
高度成長期以来の日本企業は「成長で皆が幸福になる皆んなの村」だったから、社員に労働と収入の場を安定的に提供する事が価値で、「何故存在するか?」を問われる事は少なかった。
IoTやらデジタル化の流行を追い求める前に今一度、「何故この会社が必要か?」「この会社の価値は何か?」を自問自答し、再定義する必要があるかもしれない。
「在るだけ」では、欲しい人材はなかなか集まらない。わかりやすくて面白いですね。
バリュープロポジションとは、コアコンピタンスつまり「強み」を生かした自社ならではの社会における価値、を表しているのでしょう。
東芝のLeading Innovationは「ブランドステートメント」、キャノンのそれは企業理念(実際には「共生」)ということて、ミッションステートメントとは少し違うのかも知れません
日本の代表的なメーカーのブランドステートメント(キャッチコピー)は、
トヨタ: START YOUR IMPOSSIBLE
日産:Innovation that excites
ホンダ:The Power of Dreams
三菱自動車:Drive your Ambition
ソニー:BE MOVED
パナソニック:A Better Life, A Better World
キヤノン:make it possible with canon
東芝:Leading Innovation
日立:Inspire the Next
NEC:Orchestrating a brighter world
などなどです。
語感と意味のかっこよさを重視した感じですよね。
ツイッターやグーグルは、技術もさることながら、ビジネスモデルそのものを競争力にしているので、そこが従来型のビジネスモデルの中で競争しようとしている日本企業との根本的な違いなのかも知れません。