米朝会談で見落とされる、中国「海の覇権」に向けた強硬策

2018/6/6
注目すべき中国の4つの動向
朝鮮半島をめぐる目まぐるしい動きは、東アジア地域の注目を集めつづけている。しかし北朝鮮関連の日々の展開が関心を呼ぶ一方で、東アジアには目を離せない動きがもう一つある。
それは中国。東シナ海と南シナ海の領有権紛争の現状を打破するため、防衛態勢を強化し、再び強硬なアプローチを押し進めている。
中国は南シナ海に造った人工島に、対艦ミサイルや長距離爆撃機を新たに配備した。台湾への圧力も強め、諸外国に次々と国交を断ち切らせている。最近ではブルキナファソとドミニカ共和国が台湾と断交し、中国と国交を結んだ。
さらに中国は、台湾を念頭に置いて防衛態勢を強化している。4月には中国海軍が台湾海峡で、実弾を使った大規模な演習を行った。