「人口が減ると経済はマイナス成長」は本当か
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経済成長に与えるインパクトは、労働力人口の成長率よりも、イノベーションのほうが大きいという理屈はわかるのですが、だからイノベーションを起こせばいいというのは単に経済成長の等式の解説をされているだけのように感じます。
人口が減少すればイノベーションの総数が増加するいわれもありまけんし、イノベーションの総数というのは試行の回数にある程度比例すると考えれば、他の条件が同じである限りにおいては、人口が減少するとむしろイノベーションは起こりにくくなるように思います。
そうした状況を打破するために、教育や人材の流動化を通してイノベーションを促進すべきという考えには賛同しますが。
併せて、人口減少の話が出る際、生産に偏った議論がなされがちに感じますが、人口が減るということは、同時に消費が減ることも意味します。
なるべく明るい未来を思い描きたいですし、経済の専門家でもありません。納得できる解説があればいつでもペシミズムを放棄する準備はできているのですが、この説明だと残念ながら得心できません。少なくとも人口が減ったとしても、生産性の向上がありますからマイナス成長にはならないでしょうが、やはり各国の生産年齢人口の伸びと経済成長率にはそれなりに関係あることも事実です。
これこそ世間の印象と事実が真逆であることを書いている読むべき記事、広まるべき話。
「人口が減るからた日本経済は衰退だ、海外に出ろ」
みたいなことを仰るわかっていない方々がよく見られますが、それは嘘です。
この記事でも書かれている通り、人口の増減がGDP増減に与える影響は(産業革命以降の資本主義社会では)微々たるもの。
つまり外国人労働者を増やすような愚策をとるのではなく、生産性を向上するための国・企業の投資を渋らなければ人口減少だろうと経済成長はできます。