【長尾彰×井手直行】共感されるリーダーシップの秘密
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ポジティブな1.1力と、ネガティブな0.9力。差は少ししか無いように思うが、これが積み重なるととんでもない差が生まれる。
誰かがネガティブな0.9力を続けていると周りの人達にもそれが伝染し、嫌な雰囲気が会社を包み込み、皆んなで足を引っ張りあい、この負のサイクルから抜け出せないネガティブな世界が出来上がる。多くの人が辞めて行き、業績はみるみる下がっていく。
それに比べてポジティブな1.1力の姿勢で誰かが頑張って続けていると、例えば困難な問題にぶつかっても魔法の言葉「それは丁度いい!」とポジティブに向き合い楽しくやっていると、他の人も気持ちが前向きになり「自分も頑張んなきゃ!楽しくやろう!」とその雰囲気が広がっていく。段々とポジティブな人が増えて行き、会社の雰囲気も明るくなって行き、皆んなで協力し助け合い成果を出していくようになる。その力の大きさに感動し、もっと大きなことを皆んなで成し遂げようと一致団結して行き、つられて業績もみるみる良くなり、信じられない様な皆んな楽しそうに働く会社に進化していく。
これ、両方ともうちの会社のことです。こんな地獄の様な会社から今はなかなか良い会社に生まれ変われました。でも、ちょっと眼を離すと目が行き届かないところでネガティブな0.9力の魔力に取り憑かれている人もでてきたりもします。油断大敵です。
改めて0.9力と1.1力の差を感じさせられた対談でした。私が学んだコーチング手法の一つに「ポジティブ質問への言い換えを促す」というものがあります。
これは、クライアント(相手)が「なぜ●●できないんだろう」といった0.9の言葉(不明・不可能・不安)を述べた際に、「それを前向きな言葉を使って言い換えるとどうなりますか?」と問いかけ、「どうしたら●●できるようになるだろう」という1.1の言葉を引き出すというものです。
あくまでこれは一対一を想定した手法ですが、井出さんの考えと組み合わせればチームビルディングに使えるかもしれないです。
ちなみにサイモンのゴールデンサークルの動画はこちらです。
https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action/up-next?language=ja同質性の高いハイコンテクストな文化に身を置いていると、「なぜ?」を問われることが少なくなる。文化的摩擦が少なくて楽な分、本質的な考え方をしなくなってしまう。
ぼくも海外でビジネスをやっていたときに、ものすごく当たり前と考えていたKPIの手法を導入しようとして、現地のマネージャーに「なぜ?」を聞かれてしどろもどろになった経験を思い出します。
経営に近づくにつれて、最近つとにこの「なぜ?」が大事かを感じることが増えました。この「なぜ?」に本当に腹落ちできて自分の言葉で語れる仲間がいる組織は圧倒的なパフォーマンスを出せますね