この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。
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国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
業種
プライベート・エクイティ
時価総額
13.2 兆円
業績
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ビジネスアーティストの皆様の一助となりましたら幸いです。
それを作っている一人がこの方、しかも書家とは驚き。とても興味ある特集。
ソフトバンクといえば高速PDCAが有名ですが、それを可能にする、プレゼン資料と会議での提案サマリーを作る実践的なテクニック、前田さんが使っていたフォーマットをご紹介ただきました。
資料作成術だけでなく、会議を短縮する方法や部下を育てて、やりたいことを実現する方法など、内容は多岐に渡ります。
マネジャー層を基本的には対象としたお話ですが、提案資料の作り方などは新入社員の方々にも非常に参考になります。
ちなみに、前田さんは現在、書道家として活躍されており、プレゼン資料を作る人も書道家と同じで、人に念い(おもい)を届けるアーティストであるといいます。念いを届ける、気持ちを動かすビジュアルのテクニックは5回目に登場します。ぜひ、ご覧ください。
そのときは、数字の見せ方を伸びてる感じにするとか、なんかすごそうに見えるワーディングにするとか、そんな表面的なところに目が行っていたので、完遂できなかったのかもしれません。
相手に意思決定をさせる・感動させる、という目線が背後にあるからこそあのプレゼンになるわけで、その点はコンサルティングファームの仕事にも大いに活きると思いました。
ストーリー構成や配置、デザインなど細かな部分までたいへん参考になったことを覚えています。
ただ、一番ココロに残ったのは「引き算」の感覚かもしれません。あれこれと伝えたくなってしまうプレゼン。いかに本質に絞り込んでいくか。資料術というよりコミュニケーションを学んだような気がしました。
効率的で効果的なプレゼンテーションをおこなうスキルを身に着ける「HOW」だけでは、深いところまで到達できない。前田鎌利さんは書家であり、センスとロジックの往復運動の価値をよく知る(体感する)人なのだと思う。「高速PDCA」といった方法論では決して到達できない領域があり、そこに創造性の源がある。「念い」を込め、あとは何も回さず、何も追いかけない。すると答えが向こうからやってくる。21世紀は、アートの時代だと複数の人々が語っているが、それはロジック一辺倒を見直し、センスを復興し、物語の生成力を取り戻すムーブメントが起きているからだろう。
最近プレゼン離れ、パワーポイントでの会議資料禁止をするような流れも見なくもないですが、あくまでツールの使い方の問題かと。
このシリーズでしっかり勉強させて頂きたい。
仕事に限らず、プレゼンテーションというのは「自分以外の誰かに、自分がやりたいことに協力してもらう」ための全ての手続きのことを言うのだと思ってます。普遍的に共通する大切なことはなにか。相手や時と場合によって変えるべきことはなにか。全ては「相対的」に決まるコミュニケーション術の結晶で、”これで間違いない”という風に思わないほうがいいことだと思いますが、本当にプレゼンがうまい人は「間違いない部分」を自分スタイルでつかんでいるなと。