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さが美株を巡って、一般株主の犠牲の上に僅か1年半で3倍の利益を貪るファンド、そして、ソフトバンクの利益相反問題について改めて取り上げる。取締役によるコーポレートガバナンス・コード、善管注意義務違反が平然と罷り通る日本の現状を憂う。

東証1部上場の「さが美ホールディングス」は、2018年5月7日、株式会社ベルーナによる公開買付けに賛同する旨を公表した。買付け価格は1株あたり150円だという。
ところが、さが美は、その僅か1年半前の16年10月18日に投資ファンドであるアスパラントグループが運営するファンド(AG2)による1株56円でのTOBに賛同している。同ファンドは僅か1年半で約3倍の濡れ手に粟の利益を享受したことになる。
当初取引の詳細は当時の別pick(https://newspicks.com/news/1950854?ref=user_345620)に譲るが、当時、さが美の株価は100円台、平均株価(M&A実務における時価)は90円程度であったところ、当時約56%の株主を握っていたユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社(「UFHD」)が大幅なディスカウントでの売却と、親会社貸付の債権放棄に応じたものだ。ところが、このTOBに対して、筆者が運営するニューホライズンキャピタル株式会社は、時価である1株90円(債権放棄等、他の条件は同じ)での公開買付を提案していたにも関わらず、全く合理的でない理由に基づいて却下している。今回のベルーナによる公開買付は1株150円だという。百歩譲って、もしAG2による経営が企業価値を上げたのであれば正当化される余地はあるだろう。しかし、実質的にAG2が経営を担った30年2月期においては、売上高は前年比で約16%も下落、営業利益は前年の220百万円から一転して65百万円の損失に転落しているのである。
筆者が指摘したいのは、AG2が儲けた分は、実際にはUFHDの株主の損害になっているということだ。当時、UFHDの取締役は、株主に対する当然の善管注意義務を果たしていたとは言えまい。

ソフトバンクの各種利益相反取引が一般株主の利益を阻害している点については、以下の過去pickもご参照。→https://newspicks.com/news/2832458?ref=user_345620

東証には毅然とした態度を期待したい。
株式会社さが美(英語: Sagami Co., Ltd. )は、神奈川県平塚市に本社を置いている、さが美グループホールディングス株式会社の傘下で、和服の専門店を運営する企業である。なお、さが美グループホールディングス株式会社は、株式会社ベルーナの連結子会社で、事業子会社(さが美・東京ますいわ屋)の経営管理等を行っている。 ウィキペディア
時価総額
60.8 億円

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