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コメント
注目のコメント
2015年夏、サントリーを取材していた私は「上場話」を聞きつけて、証券会社から酒屋まで、猛烈に取材していました。しかし、どれだけ取材をしても裏が取れず、結局、記事にできないまま、話はしぼんでしまいました。
それから3年。あの時、何があったのかを当事者である新浪社長に語ってもらいました。“外様社長”の新浪さんだからこそ語れるオーナー経営の真髄が、ぎゅっと詰まったインタビューなので、ぜひとも多くの人に読んで欲しいです。
新浪さんも語るように、サントリーはあらゆる意味で特殊な会社です。今回、サントリーを改めて取材して感じたのは、会う社員の人たちの「サントリー愛」の深さでした。転職や副業が当たり前になり、いかに「個人」で生きていくかが問われている時代に、潔く会社への愛を語る社員の方の姿を見て、30年前の日本にタイムスリップしたような気持ちになりました。私が大学で一緒にラグビーをやっていた同期が3人もサントリーへ入社したので、同期はライバルになるんだから同じ会社に一緒に入らない方がいいだろうと思ったものですが、それだけ魅力的な会社なんですね。3人とも辞めていないですし。
インタビューに開高健さんのエピソードも紹介されていますが、サントリーのおもしろさを知るには、こちらの本「最強のふたり」もおすすめです。
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上場すると、その会社の「良さ」を失うことがあるので、たしかに難しい判断ですよね。やはり、上場に不向きの会社というものはあるものです。
たとえば、電通は本来、自由闊達、奔放にやるから良さを発揮できるわけです。内部統制云々で手足を縛ったり箸の上げ下ろしまで指導したりすることになる上場はあんまり向いていません。
サントリーも今のまま行ってほしいですね♪"明らかにマーケティングとファイナンスが偉くて、ウイスキーの生産現場は社内で格下に位置付けられていました。生産現場からは、ボードメンバーに1人も入っていなかったくらいですから。"
モノづくりの会社でボードのバランスはとても大事です。マーケ、営業、ファイナンス、人事、そしてモノづくり。これが有機的に絡み合いながら、それでもモノづくりの現場の意見がハッキリと伝わるべきです