ようやく発表されたトヨタとスズキの提携内容
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注目のコメント
トヨタは「トヨタウエイ」と言われる自前主義を放棄したわけではないと、章男社長が説明しています。
一方で記事にもあるように、組むことで双方にメリットがある、規模はともかくトヨタにないものを持っていて、お互いに高め合うことが出来そうな相手とは、しっかりとした連携を模索する。
かつての垂直分業から、横串の通った水平分業、あるいは次世代モビリティカンパニーへの業態変革に相乗効果が期待できる相手とは積極的なアライアンスを仕掛けていく。業種にこだわることなく。
さて、こうした前提に立った上で、新しいパートナーはどこか、既存のパートナーでトヨタがリスペクトできなくなって来た相手はどこか?つぶさに見ていくと、次の変化が予想できるのではないでしょうか。現代では自前主義は通らないし、最近の提携やオープン化等は当たり前の流れ。2,3年遅かったくらい。
この新しい流れが組織全体に浸透したら、
組織としてもっと多様性が出て、細部の改善にも繋がると思う。トヨタの「オープン化」は様々な狙いはあるものの、最終的には自動車業界全体の発展を願ってのもの。
そしてトヨタほどの会社であれば、業界の発展自体が自社マーケット拡大に繋がるのだから上手いやり方だと思います。
スズキとの提携も、以前排ガス規制の際、トヨタがエンジンを供給することでスズキを助けたという恩が、スズキ側にあるからこそ実現に至った面もあるはずです。
当時から業界全体のことを考えていなければ、こうはならなかったかもしれませんね。