【禁断レポ】アップルの城下町で働く、日本人社員たちの「眠れない日々」

2018/5/30

ガラス張りの「宇宙船」

「なんて、浮世離れしたオフィスなんだろう」
2018年春、アップルの新しい本社オフィスがそびえる「アップルパーク」。そこを訪れた日本人男性は、メディアの見学も許されていないオフィスの中を歩き回ると、その異様な光景に息を呑んだ。
正面入口にあるのは、1枚あたり200トンの重さをほこる巨大なガラスドア。上空からみると巨大なドーナッツのような外観のビルは、ドイツ製の特注ガラスを、合計800枚も使ったと言われている。
全4階建てのオフィスは総工費5000億円以上、ガラスの空間を仕切るパーテーションすらほとんどないアート作品だ。そんな未来すぎるオフィス空間について、シリコンバレーでは冗談のような話でにぎわっている。
「外に出ようとしたら、ガラスのドアに激突した」