「米朝シンガポール会談は必ず開かれる」と断言できるこれだけの理由
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北朝鮮が破談にする理由がないんですよね。中国と水面下で合意が取れたから強気な姿勢に転じただけでしょう。つい先日までは日本の顔が立たない状況でしたが、再び強硬に転じてきて「ほら見ろ」って言える状況になってきましたね。一方で「ほら見ろ」と強気になっていた韓国は再び顔が立たなくなりそうに。あとは米朝会談の結果を待つのみ。
9月9日は、建国70周年、ここに来て、北朝鮮は、アメリカと対等に対話できるようになった、というのが、国内向けのパフォーマンスでしょうか?
・ここ1ヵ月ほどのうちに、金正恩委員長の絶対命令によって、国を挙げた建設事業が、元山の海岸地帯で始まった。
・この建設事業は、数百万㎡にわたる超大型リゾート施設を作るもので、数百棟を建設する。
・この建設事業には、朝鮮人民軍が総動員されている。
・この建設事業は、9月9日の建国70周年の記念事業として、その時までに完成するよう進められている
「強盛大国建設は、政治・軍事・経済の3本柱からなっています。祖父(金日成主席)は、主体思想でもって朝鮮労働党を掌握し、国の政治を発展させました。父上(金正日総書記)は、先軍政治(軍最優先の政治)でもって朝鮮人民軍を掌握し、国の軍事を発展させました。私は祖父と父上の革命の精神を受け継いで、内閣を掌握し、国の経済を発展させたいのです」
この言葉を実践するように、金正恩委員長は、2011年末に父・金正日総書記が急死して権力を継承してからというもの、経済に関係した派手な施設作りに邁進してきた。
①2012年7月:絶叫マシンやイルカ水族館がある綾羅人民遊園地を、平壌に完成。
②2013年12月:10コースの本格コースがある馬息嶺スキー場を、元山郊外に完成。
③2015年10月:平壌の大同江沿いに、53階建てビルなどの未来科学者通りを完成。
④2017年4月:平壌に、70階建てマンションなどからなる黎明通りを完成。
そして今回の元山葛麻海岸観光地区の開発は、金正恩時代になって5番目の国家的建築プロジェクトと言える。9月9日の建国70周年に間に合わせる記念碑的事業にしようということだ。