雇用・インフレ目標の達成に近付く=米アトランタ連銀総裁
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利上げが終わったあと(金融正常化後)に、どのように政策運営を行うかについて、Fedからの情報発信が続いています。今回のアトランタ連銀のボスティック総裁の講演では、物価水準目標が有用ではないか、との提案がありました。金融危機後に、物価の上昇率が低下したことで、2012年以降、物価の「水準」が、過去の2%トレンドから乖離するようになっているため、2%という率ではなく、水準に着目すべき、との指摘しています。その上で、過去のトレンドに戻ることは難しいので、柔軟な物価水準目標(flexible price-level targeting)は代替案になりうる、としています。今後も、正常化後の政策運営の方法については、FOMCで議論が進むと思われますので、注目です。
①講演そのもの(最後の3つの図が参考になります)
http://bit.ly/2rYuwiu