大企業の社員食堂が美味くない、「根本的な理由」を教えよう

2018/6/1
大企業の社員食堂は、なぜかくも「美味しくない」のか──。
そんな素朴な疑問に直面した、一人の男がいる。
藤本孝博。かつて日本の外食産業の王者・マクドナルドにおいて最年少部長をつとめ、本部長時代に原田泳幸・前社長の「懐刀」と呼ばれた人物だ。
その後、ひょんなことから、孫正義・ソフトバンク社長の後継者を発掘・育成する「ソフトバンク・アカデミア」の第一期生に選抜され、後にソフトバンクの社員食堂に“革命”を起こすことになる。
そして、いまやソフトバンクの社食改革の成功が漏れ伝わり、日産自動車や損保ジャパンなど錚々たる日本の大企業だけでなく、中国の通信機器大手ファーウェイや検索サービス大手バイドゥなど、海の向こうからも引き合いがくるようになったという。
「そこにあったのは、未開の“ブルーオーシャン”だった」。
彼がそう豪語する、企業の「社員食堂」とはいかなるビジネスなのか。身近なようでいて実はよく知らない「社食」。その業界構造から最前線までを、藤本氏にたっぷりと聞いた。
藤本JOHNNY孝博(ふじもと・じょにー・たかひろ)/株式会社TFJ代表取締役社長
1964年大阪生まれ。日本マクドナルドで最年少営業部長に就任。当時の原田泳幸社長の「懐刀」と呼ばれる。2010年独立後、孫正義社長の後継者育成機関であるソフトバンクアカデミア外部1期生として入校。その後ソフトバンクモバイルへ入社。現在は自身の会社で社食改善プロデュースなどを手がける。
大企業は「舐められている」