米国債の強気相場は転換点、財務省の大規模入札が今週の重しに
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「米国の赤字が急増する見通しで米国の債務が膨らむ」米国で、FRBが保有する国債を減らしつつ短期金利を上げれば金利がかなりの程度上昇するのは避けられません。金利を抑えつつインフレ目標を追求する量的緩和という非伝統的手法の出口で当然起きると想定された現象です。国全体として借金がない我が国は多少状況が異なるとはいえ、金融緩和の出口では多分同じ事が起きるはず。
米ドル建ての借金を抱える多くの新興国の対応が気がかりです。(・・;)金利上昇と量的縮小という金融引き締めの連立方程式の世界。金利だけ見てると足元すくわれて、予想外に早くかつ急に引き締め効果が出てくるのではないか? との懸念は拭えない。
利上げはゆっくりやるに越したことはない。今のところ、FRBにその危機感は薄そうで、どこかでガクンと来る可能性は高いと見る。