「世界初の3Dプリンタ製自転車」は本当か 旭硝子が出資したArevoとは
コメント
注目のコメント
オモシロクなってきましたねぇ まだ2.5Dのようですが
ご参考
https://newspicks.com/news/3028867
追記
Katoさん、mfg クラスタの一部筋ではしばらく話題でしたよ:) 短繊維混合の射出成形系プロセスと違い、これらのプリント系プロセスでは長繊維なのが特徴かと 上のリンクのコメントにも書きましたが、どこもまだ2Dパターン+厚み、(=2.5D) 程度の造形性能なので、まだつくれるもものは限られていますねぇ 最近ではAFPで2Dプリントしたものをプレス型で成形する、というプロセスもあるようですねぇ
追記オワリ炭素繊維の3Dプリンタとは。
炭素繊維は、ここしばらくは熱可塑性への注目が集まっている。いままでは「焼き物」で、記事にあるように形を作ってから焼き上げていたもの(熱硬化性)が、熱可塑性だと溶かして成型できる(①も併せて参照いただきたい)。最近では東レが買収したオランダのTACも、両方を手掛けるが特に熱可塑性のものの航空宇宙用とで買収したもの(②)。
熱可塑性の場合、普通は溶かしたものを型に流してプレスするが、こちらは3Dプリンタで積層。「溶けている」という点で、積層させるためのヘッダ部分が熱に耐えられる、詰まらない、精度などが気になる点。
Mani GさんがコメントされているMarkforgeについても知らなかったので(有難う御座います!)、色々気になる領域。
①https://newspicks.com/news/2609359
②https://newspicks.com/news/2887624
③https://newspicks.com/news/2446075この使い方はアリですね。
CFRPの3Dプリンティングは、未来に期待されている技術ではありますが、「異方性」という性質があるため、立体形状といっても、今は、平面的なもの以外にうまく対応できません。
長繊維のCFRPを成形する場合、層ごとに、あるいはブロックごとに炭素繊維を切断しなければならず、層間剥離のリスクは高く、層間の強度は、ほぼ100%樹脂に依存することになります。
したがって、今は、設計の制約が大きく、適用範囲が狭いのです。
動画を見ると、XYZの門型だけでなく、ロボットアームなどを使った機械も写していたため、上記の課題をクリアするための開発は、かなり進んでいるものと推測できます。
"金型も焼成するオーブンも必要なので大規模な生産設備が欠かせない。カーボン製品が例外なく非常に高価なのはそれが要因だ。"
ここは誤解があるので、正確に補足します。
まず、CFRPの成形技術には、設備に依存しないものも多く存在します。
CFRP関連でよく論じられていて、おかしいと思うことの一つなのですが、
設備投資の話は、CFRPを使って、どのようなビジネスをするかという話に依存するにもかかわらず、CFRPの成形方法として最も優れているのはなにか。というテーマで語りたがる人が多くいます。
イニシャルコストの面では、CFRPの3Dプリンタの設備投資額は、おそらく上記の比ではないでしょう。
金型も、製品ごとのイニシャルコストは高めますが、それも、どのようなビジネスをするかに依ります。
結局、どのような事業主体が、特定の製品を作るために、適切な製法はどれか、ということを考えなければならないので、全てのCFRP製法に対する正解という議論にはならないはずなのです。
すべからく高い理由を言うのであれば、材料などの変動費が、未だ高価だからという面が強いです。