この連載について
孫正義がニッポンに散らばる異才たちを集めて、旧来の教育システムでは育てられなかった、天才たちを生み出そうというプロジェクトが始まった。NewsPicksはそこに集った合計20人以上の天才の卵たちにインタビューし、前代未聞の「天才工場」の舞台裏に迫った。
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国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
業種
プライベート・エクイティ
時価総額
13.2 兆円
業績
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将棋や囲碁などの世界は、人工知能のテクノロジーの進化によって、その転換点に直面しています。人のクリエイティビティとは、一体何なのか。人の才能とは、どうやって花開くのか。一つ一つ、考えさせられます。
ちなみに孫さんの「天才工場」のメンバーが使える施設には、将棋の碁盤があるんです。育英財団評議員の羽生さんがぶらっと立ち寄った時に、これを使って、将棋の神様と対局することができたラッキーな子もいるのかもしれません。
「自分は無敵の存在で、打つシュートは全て入る。入らなかったとしても自分が外して負けたのなら仕方ない。とにかくボールを俺によこせ。」
中学校のエースとかだと、そういうメンタリティの選手がほとんどです。だから本当にシュートもよく入る。
しかし年代が上がるにつれて周囲のレベルが上がり、そのメンタリティは消えていく。昔の方がシュート入ってたよね?と。これを「魔法が解けた」とか「牙を抜かれた」とか表現します。世界のトップに立つようなスーパースターは、いつまでも魔法が解けない。
天才を見つけたら、中途半端なコーチングは逆効果。周囲は魔法が解けないような環境を用意するだけですね。
色んな分野で日本が勝つ、負ける、というのはそろそろやめたいですね。まず、そもそも勝ち負けの定義が分からないのと、教育に関する分野は国に任せたら伸びないし、面倒も見てもらえないので、自分でなんとかするしかないでしょう。
iPS細胞の研究を始めるときに、成功確率を考えていたら、99%無理だったと。
そこで確率を重視してやめていたら、大発見にはつながらなかったといいます。
つまり、成功確率がわからないから挑戦できることはたくさんあるはずで、その時は向き不向きよりも、「やりたい」という気持ちにどれほど正直になれるかが重要です。
「天才」は稀だから「天才」。それゆえに普通の人ができないことができて、普通の人が経験しないことを、悩みも含めて良くも悪くも経験する。そして、稀ゆえに、同じ悩みを持っている方も周囲にいることが少ない(将棋の奨励会は、そういう意味では将棋を軸とした「天才工場」という形で昔から存在していたものともいえる)。
そして稀な才能ゆえに、個として活躍できる、もしくは同じレベルの稀な才能とじゃないと会話が合わないという側面もあるのではないだろうか。逆にそこに合わせようとしていけば、普通にならざるを得ない。
「普通の人」にならずに、かつイキイキと才能を生かしていくという観点で、改めて素晴らしい取り組みだと読んでいて感じる。
また、起業家の山内奏人君は、ブロックチェーンのメカニズムについて、私に懇切丁寧に教えてくれました。理解できなかった部分も結構ありましたが、技術の未来に確信を持っていることは、ひしひしと伝わってきました。