【独白】8つの言語をしゃべる「語学の天才」は、なぜ転校を繰り返したか

2018/5/15

フランス語を操る「3歳児」

孫正義育英財団のメンバーである佐藤和音(18)は、8ヶ国語を自由に操ることができる「言語の天才」だ。
そんな彼が、自分に不思議な能力があると気付いたのは3歳のころだった。
家族でフランス旅行をする際、母親が日常会話を憶えるためにCD教材を流していた時のこと。その「音」を聞いて、約60分間の音声コンテンツを丸ごと覚えてしまった。
例えば「Ou est la gare ?(駅はどこですか)」であったり、「 une baguette, s’il vous plait(バゲットを一つ下さい)」など、簡単なフランス語だ。
それでも、両親を驚かせるには十分だった。