アルプス・アルパイン統合 オアシスCIO「臨時総会で否決狙う」
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現在のアルパインの株価は2109円。2017年7月末に統合を発表した時の株式交換ベース(アルパイン一株にアルプス株0.68株の割り当て)で約2210円相当の買収提案(①)、それを受けて1700円→2100円ほどに増加した。
アルプスの株価は、買収発表当時は3250円。その後3800円前後に11月ころには上がって、アルパインの株価も併せて2700円前後まで上がったが、現在は冒頭のように2100円まで戻っている。
アルプスの株価、現在は2660円。この株価ベースでいうと、株式交換によるアルパインの買収換算株価は1808円。
オアシスはずっと割安だとキャンペーンをしてきていて、プロキシファイトのサイトも開設している(そのために調べたら、その後キャンペーンサイトの広告が出まくるようになっている…ちなみにアメリカでもよくあり、QualcommとかP&Gでも出てきた)。
オアシスが依頼した独立第三者機関のフェアバリュエーションは3516~6734円。ここまで行くかはともかく、アルパインはネットキャッシュも多く、元のアルプスの提案も割安だと思うし、その割安で放置されていた株価も「経営の通信簿」的には失格。
そして現在の株価はそれを下回っているが、株式換算ベースよりは上。つまり市場としては、アルプスの株価が下がって結果として、当初提案の2200円くらいまで寄せるくらいの交換比率の改善はせざるをえないとみているのだと思う(2月時点の②でも書いた点)。
今後も継続モニターの案件。
①https://newspicks.com/news/2394910
②https://newspicks.com/news/2837254