富士フイルム、米で上訴へ ゼロックス買収差し止めで
日本経済新聞
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元々買収する気でいたところから差し止めを食らったので、上訴はするだろう。
逆に買収案の変更をするか、すべきか?そもそも富士フイルム以外に現在の買収案に対して割安と考える企業なりファンドがいれば、論理的には買収合戦になっている。それが出てきていないことを考えると、する必要もないのではと思う。あとは買収のための時間軸の問題。
なお、本買収は同業他社の2社買収というシンプルなものではない。Xeroxと富士ゼロックスで商圏を分けて(富士ゼロはアジア地域のみ)、研究開発や生産も共同部分が多い。
同業他社の買収は、そこの契約回りの再編から始める必要があるので、実質的な競争力をXerox自体も失う可能性が高いと思う。同じ買収額なら、執行ができるのであれば、富士のほうがシナジーを出しやすいはず。そこの執行という部分で、落ち着きどころは経営者を変えてディールDoneさせるというところだろうか?ヘーゲルはこんな言葉を残しています。
一回目に出てきたのは喜劇でも、二回目に出てくると悲劇になる。
ゼロックスはどんな技術を持っているのか、買収の意味はなんなのか、普通の人はさっぱりわかりません。
アメリカの企業の買収して、失敗した前例、たとえば東芝のWH買収などいくらもありますが、
今回は日本の成功事例になるのでしょうか。
もちろんお金を使わずにしてゼロックスを傘下にいれるのは悪くはないが、後、5年、10年先に、ゼロックスによって富士フィルムに貢献する技術、ブランドなどはなんでしょうか。