マイファーム、株式会社ツムラとの資本業務提携。総額3億円の資金調達
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このニュースは、今年のアグリテックやスマート農業では、かなり大きなニュース。各社のニュースリリースは以下。
僕が株に興味があれば、ツムラの株を長期保有目的で買うでしょう。笑
マイファーム、クロスエイジ、エムスクエア・ラボと、7-8年前から地に足着いて事業基盤を作ってきた企業が、ここに来てシナジーを見込む事業会社と組んで加速する動きが出てきました。
個人的に興味深いのはバリュエーション。post 23.4億円は絶妙な試算だだと思います。アグリテックベンチャーが資金調達するときの一つの基準になるといいですね。
ここからアグリテックは、ホールディングス化・M&A・大企業からの資本算入が加速し、面白いことになりそう。市場がそんなに複雑ではないので、上手く行きそうな分野にどんどんピボットして、それぞれに必死な大義がある戦国時代へ。
また、本質掴んでいる経営者と、流行に乗っただけの経営者とで、大きく意思決定が変わってくるでしょう。楽しみですね。
<ツムラ>
http://www.tsumura.co.jp/corporate/release/pdf/20180427.pdf
<マイファーム>
https://myfarm.co.jp/wp-content/uploads/2018/04/20180427_pressrelease.pdfマイファーム社 × ツムラ社!シブい資本業務提携ですね。生薬栽培受託をベースにした提携ということですね。
マイファーム社から見れば、確固たる売り先(ツムラ社)を確保出来る生薬栽培を新規就農者に斡旋が出来る。ツムラ社から見ればマイファーム社から生産者数(新規就農者含む)を安定的に確保したい、ということになりますね。
生薬って高い生産技術が必要になるんですかね?全然詳しくは分からないですが、なんとなく植物体としては結構強そうなのでわりと育てやすそうな印象がありますが。単位面積(または単位植物体)あたりの収益がどのくらいかも分からないですが、安定収益は見込めそうなイメージがあります。
あとは、多くの生産者人数を囲っていくためには、管理作業とか面積規模がどのくらい大変か次第でしょうか。マイファーム社のような新規就農者を中心にアプローチするのであれば、より一層問われてくるというところでしょうか。
個人的には、生産受託をするにあたってequityまで持ってもらうほどの深い組手にすべきである、と意思決定するに至ったポイントが大変興味深いです。漢方薬の材料は80%が中国からの輸入というレアメタルのような状態なので、国内生産の伸び代は大きいと思いますが、最終的に乾燥・粉末化などの製品化処理が命であり、ツムラのような製薬会社と提携しないと出口がない世界です。
今回マイファームと提携したというのは少し意外な相手先ですが、注目したい話です。