起業の失敗が「独自の研究ポジション」を生んだ
コメント
注目のコメント
コメント欄が理系祭りになっていて、恐縮ですが、この際、このまま行きます。笑
今回は、関根先生が今のような研究をするに至った原点に迫る回でした。
入山先生が『NewsPicks読者にも研究者を目指している若者もいるかも』と言っているので、僕もその人たちに向けて書きます。もっと詳しく知りたければ連絡ください。
僕がこの連載で「触媒だ!化学だ!」と気づいた瞬間、まず、関根先生のお名前でググって、研究室のHPをみつけ、経歴を調べました。バックリと「現在」の研究内容を把握するには、実は経歴を調べるとだいたい分かるからです。そして、東大工学部応用化学科の藤元先生のお弟子さんで、不均一系触媒がご専門っぽいな、と分かりました。
初回で、矢野さんが触媒の種類について解説されていましたが、不均一系と均一系は、まるで分野が違います。学科は、ハッキリ言って被ってますが、分野的には自分が完全にアウトサイダーである確信が持てたので、好きなこと書いたれ、と思ってコメントさせてもらってます。笑
各論無視して超適当に言うと、同じ化学でも、
東大工学部応用化学科は、伝統的に無機化学が強いです。
理学部化学科は、有機化学が強いです。
強いと言うか、それぞれに、分野を作った大物がいたという感じですが。
他の大学の場合は学部ごとの特性はよく分かんないのでコメントできないのでごめんなさい。
でも、それぞれの学部にも違う分野のスペシャリストはいるし、ていうか、有機と無機という括りが自分で言っててそもそもそんなにセンスありません。笑
何が言いたいか。
関根先生の経歴を辿ると今の研究内容がわかる、ということは、逆にいうと、あなた(高校生を想定)がこれから選ぶ直近のボス(研究室の教授)は、そこそこ、あなたの将来の研究内容を決めます。もちろん、ダイナミックに、研究を変える人もいるし、そういう人の方が幅のある研究ができていい、という面もありますし、変えるチャンスはそれなりにありますから、そんなに不安にならなくてもいい、ということも言っておきます。
ただ、少なくとも僕は高校の時に、教授を基準にして大学を選ぶという視点はなかったので、お伝えだけはしておきたいな、と思いました。まあ、高校生の時からやりたい研究がある人には、不要なアドバイスかも…