シャイアー株上昇、武田薬による買収で暫定合意に近いとの報道で
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暫定合意となっても株主からの合意を得ないといけないが、この条件ならShire側は得られるだろう。武田の株主は合意はしなくてはいいが、むしろ株主総会がどうなっていくか…
今日の株価は+5%超で、40ポンド近くに近づいている。逆に47ポンドになっていないというのは、ディールが成立しないことを見込んでいたり、あとは株式部分についてどういうストラクチャーになるのかは分からないが、相当な武田の希薄化を伴うので、そこ周りのリスクだろうか?
下記は買収条件引き上げの際のPick。本記事にも「英国の企業買収規則に基づき」という言及があるが、パネル制度についても参考資料を張っている。
https://newspicks.com/news/2973835そこまでして買いたいシャイアーってどんな会社なのかと思いましたが、シャイアー自体がM&Aを続けて大きくなってきてた会社なんですね。
NPの横のグラフを見るとこの5年で3600憶円から1.7兆円に売上が伸びている。(NP便利だなあ)
ウィキペディアの下の方にシャイアー自体の買収の系譜があります。
https://en.wikipedia.org/wiki/Shire_(pharmaceutical_company)4月24日に武田からなんらかのオファーがあり、25日午後5時(ロンドン時間)までに武田は意思表示をしなければなりません。土壇場の動きもありそうです。
武田、正確にはウェバー社長ががなぜこの案件にこだわるのか。合意後早急に説明が必要でしょう。詳しく語る資格はありませんが、パイプラインはライフサイクルマネジメントが目立ち後期開発品が手薄な気がします。従来ならば後期開発品の製品ないし保有企業を買ってくることでこれを埋めてきたわけですが、今回はなぜそうしないのかがポイントではないでしょうか。Shire社の企業価値最大化に武田の販売チャネルがどの程度価値を産むのかも気になります。そしてあまり語られない本質の議論としてR&Dの生産性改善策と責任の所在について厳しく問われるべきでしょう。
武田の株主総会が楽しみです。
追記
新しいリリースによればデッドラインは5/8に。一株£49=武田株£27.26 +現金£21.75とのことです。
https://www.takeda.com/newsroom/newsreleases/2018/takeda-notes-statement-by-shire-plc-regarding-revised-proposal-and-extension-of-pusu-deadline-to-may-8-2018/